
床と、家具の木の温もりだけでも、目で見た感じや木の香り、触り心地、人工的ではない感覚から、心が癒される空間に感じます。
そこに色味の強い黄いろ、赤いろの暖色系の色味が多めに使われているからなのか、温かい中に、元気や活力を与えてくれているように感じます。
暖色系だけではない、青いろのソファーを置くことで、目が休まる部分ができて、黄・赤いろの活力と青いろの冷静になる色味のバランスが、この空間に表現されているので、心のバランスにリンクし、気持ちが自然と安定する空間に感じます。

この空間には、ハンモックというユーモアを感じるアイテムがあり、ソファーと同じ生地質のものを用意することで統一感が生まれ、存在感がありながら違和感なく溶け込んでいます。
いつも気持ちの中心には、ハンモックのように「ユーモアを持って、人生を楽しむことがいちばん大事!」というメッセージが伝わってくるようでした。
このリビングで過ごすことで、気持ちのバランスが整いながらも、ユーモアを持って楽しもうと、常に気持ちが前向きになる居心地のいい空間のお部屋でした。
イタリア|レッジョ・エミリア