以前は、ブータンという国が、世界で一番幸せと思っている国として騒がれましたが、2020年版「世界の幸福な国ランキング」日本は何位?でもあるように、現在では、北欧の国がランキング上位にあります。なぜ、ランキングに上がらなくなったのかは不明です(発覚したら載せます)。
ブータンという国が、幸福度ランキング1位になっていた時に、ブータンに住んでいる国民から聞いた話が乗っていたので、ご紹介します。
彼らは日々の生活に満足し、自分が持っているもので満ち足りているのです。
私は彼らに尋ねました。「心配事は何ですか?」すると驚いたことに、彼らの多くがこう答えたのです。「今のところ、心配事はありません」この国には、無料で医療サービスを受けられる制度がありますし、彼らは、もし何かあったとしても、友人や国王が助けてくれると信じているのです。
(中略)
彼らは、お互いを比較したり評価したりするゲームには巻き込まれていません。彼らの1人はこう語りました。
「私にはすばらしい家族がいます。仕事もあって、家もあります。私に必要なものが、他に何かあるでしょうか?」
(中略)
彼が幸せな気分になるのに、本当に必要なものが、他に何かあるでしょうか?
(中略)
ブータンの人々のほうが、幸せになるのが上手です。私たちが幸せになるのに、ブータンの人々と同じように暮らす必要はありません。ですが、私たちもブータンの人々と同じように、「幸せ」には何があれば十分なのかを、自分で決める必要があるでしょう。
『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money』(著)本田健 p.271、273
何かあった時の保証が国から得られることは、確かに安心することができます。日本では、病気になったらお金の問題が出てきます。そういったことを心配することなく、看病に専念できることは、幸せなことではないかと思います。
家族がいて、仕事があって、家があるだけで、確かに幸せであると思います。幸せの最低条件かもしれません。ブータンでは、この最低条件だけで、幸福な人生を送っていると感じられていると解釈できます。
先進国であるかどうかが、関わって来る可能性があります。日本では、どうなっていることが幸せなのか、当たり前の幸せ意外に、一人ひとり願っている個性の部分が叶わなければ、幸せと感じないのかもしれません。
この状況を考えると、自分自身の幸せを考えることができるだけでも、十分に幸せなことであると、気付かされます。