お金の使い方が、その人の生き方を表していると思います。趣味のためにお金を使い、食事はお金がかからないもので済ませる方や、貯金をとにかくする人、娯楽にお金を消費する人、自己投資として本に費やす人などさまざまです。
どれも正解などなく、その人の生き方であると思います。
お金についての著者である本田健さんは、次のようなことを述べています。
十分な給料を手にしていながら、食卓に食べるものを並べ、雨露をしのぐだけでやっとだといつも思っている人たちを大勢目にしてきました。そういう人たちのお金の使い方を見てみると、身の丈ギリギリの家を買い、高いお金を払ってローンで新車を買い、手持ちのお金のほとんどを食べ物と娯楽に費やしていました。また自宅には、たいてい不要なものがあふれていました。
問題は、人々が「お金=生きること」と考えている点です。だから、何かが必要だと感じると、いつでも衝動的にお金を頼り、それで何かを買うのです。
『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money』(著)本田健 p.71
ご自身にとって、大切なことを理解していると、「これは無駄なお金だな」という考えに至るのだと思います。
何をするにも、お金がかかるというのが現実社会であるとも思いますが、どこにお金をかけるのかは、人それぞれ、重要だと思っているところに費やすべきであると思います。
現段階でお金がないと思っている方は、どこにどれだけお金を使用しているのかも理解できていない可能性があると考えられます。
貯金をするにも、なんのために貯金をしているのか。生きるためには、最低限のお金が必要だというのは常識ではありますが、その最低限の金額が、もらっているお金になっている可能性があるというのが、今回の話ではないかと認識しています。
ご自身の人生で、最も重要なことにお金を費やすことが、豊かな暮らしを送れる近道ではないかと思います。