朝食はからだに悪いという説について、実際の経験者の意見が載っていたので、ご紹介します(朝食を抜くだけなので、誰でも実践することができる手軽な健康法ではあると思います)。
朝食をコーヒーと運動に変えてからのほうが、午前中を元気に過ごせるようになった。
《中略》
また、朝食を抜いたことで、血糖値測定器の数値が好転しただけでなく、ウエストまわりも好転した。やせようとしなくても、ただ朝食を抜くだけで体重が落ち、その状態を維持できることを私は知った。
『朝食はからだに悪い』 テレンス・キーリー(著) p.333
朝食を抜くだけで、落ちた体重の状態を維持することにもなるのは、嬉しいことではないかと思います。朝食を抜くのが厳しい方にとっては、これを習慣にするのはストレスになるかもしれません。
朝食の種類でも、炭水化物が問題であるとしているので、ご紹介します。
朝食、特に炭水化物はインスリン抵抗性を高めるため、危険だ。では、朝食をどうしてもやめられない人は炭水化物の代わりにいったい何を食べればいいのだろうか。いくつか食材を見にいこう。
『朝食はからだに悪い』 テレンス・キーリー(著) p.342
この食材というのが、
肉類で安全なのは「鶏胸肉」だけとなり、牛肉と羊肉(レッドミート)は、炎症を招く心配があるためなのだそうです。加工されているソーセージ、サラミ、ベーコンを頻繁に食べると、心血管疾患やがんで死亡するリスクが10%以上高くなってしまうそうです。
これらは、相関関係にすぎない実験結果のようですが、肉をよく食べる人は炎症のレベルが高くなる傾向にあり、野菜や果物をよく食べる人については、炎症レベルが低いそうなので、結果は明らかなのではないかと考えられます。
そのため、肉を食べるのは週2回までと決めて、お肉の中でも、できるだけレッドミートを避けるようにオランダ政府は助言されているそうです。日本では、こんなことを助言したら、お肉が売れなくなってしまうので、できないのではないかと思います。
朝食を抜くだけでいいのならば、明日からでも始められると思います。試すだけ試して、様子を見るだけであれば、やってみる価値はあるのではないかと思います。
食べていたお肉も、ステーキ店が多くなっている気がしますが、なるべく鶏中心にすることで、リスクを軽減できるのであれば、やってみる価値は十分にあると思います。