このタイトルは、かなり語弊がありますが、ダイエットのために筋肉をつけた方がいい!運動した方がいい!と思って実践していても、なかなか痩せないという方がいらっしゃると思います。そのメカニズムがこちらです。
運動をした人は“ごほうび”として、その日の残りの時間をごろごろ過ごしがちだ。かたや運動をしない人は、エレベーターより階段を使うなどして、体をよく動かす。
《中略》
さらに悪いことに、運動した人の体重が「増える」こともある。それは、ほかの時間をごろごろして過ごすだけでなく、ジムで派手に運動したことへのさらなるごほうびとして、食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうからだ。
じつのところ、体重を落とし、その状態を維持するには、カロリー制限と運動の両方が必要になる。
『朝食はからだに悪い』 テレンス・キーリー(著) p.278、279
この本の説明では、食事制限だけで3Kg減。運動だけで1kg減。両方の場合は6kgの減量に成功したという結果が載っていました。
分かってはいるけど、一度に両方を行うのは、ストレスになってしまい、むしろリバウンドの原因になるのではないかとも思ってしまいます。
いいことをしたら、ご褒美として悪いことをしたくなるのは、人間の心理なのだそうで、ある意味、自然なのではないかとも考えられます。だから、自分を責めないでもらえたらと思います。普通のことなんだと認識することもストレスにしない工夫ではないかと思います。
この本では、カラダに悪いことを避けて生活をするために、インスリン抵抗性をコントロールすることが重要と考え、朝食と過食を無くすことが勧められています。
体重を落とすのも、落とした後の体重を維持するのも、食事制限と運動であるというのは、分かってはいましたし、残念ながら、認めなければならない事実ではないかと思います。