目的を達成するために感情が働き、行動が起こっている

心理学で有名なアドラーさんは、人間が表現する感情についての説明を見つけたので、ご紹介します。

アドラーは、このような行動について「なぜ」と問うとき、行動の「原因」ではなくて「目的」を答えとして期待しています。人は原因によって後ろから押されて生きているのではなく、目標を設定しそれを追求する、と考えるのです。言い換えると、「どこから」ではなく「どこへ」を問うているのです。

このような目的論に対して「原因論」という考え方があります。むしろこちらのほうが一般的でしょう。息子が先生の話を聞かなかったときにその「原因」を、妹が生まれて精神的に不安定になったことに求めたり、愛情が不足すると子どもが学校に行かなくなるというような考え方を「原因論」といいます。

《中略》

感情が原因で行動が結果であるとは考えません。私たちが感情をある目的のために使うのであって、感情が私たちを後ろから押して支配するとは考えません。感情は多くの場合相手にこちらのいうことをきかせようというふうに相手を動かすために使うのです。怒りを使うと相手が言うことを聞くだろうと考えて、怒りをその目的のために創り出します。

アドラー心理学入門』岸見一郎(著)p.49

何かの行動が起きたときには、大体の場合、原因はなんなのか?を考えると思います。何かがあったから、その感情になり、その結果、この行動と取ったと考えますが、アドラーさんの考えでは、目的があってその目的を達成するために、感情を使うという解釈になるかと思います。

では「感情」とは何か?という話になるかと思いますが、表情に出ていなくても、感情はある状態であるのではないかと思います。何か行動を起こすときには、何かしらの感情があるからではないかとも解釈することができるのではとも思ってきました。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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