アイスランドの国について調べてみると、さほど情報がないのですが(イタリアなどのメジャーな国と比べるとです)、小学生用に作られている本があり、とても分かりやすくまとめられていたので、ご紹介します。
アイスランド共和国は、北極圏に近い北大西洋上にある、独立国家である。国土のおよそ5分の4は人間が住んでいない。これは気候が寒いからではなく、土地に植物が育たないからだ。事実、気候は、年間のほとんどを通じて、がまんできるていどの寒さである。
『アイスランド (目で見る世界の国々)』 メアリー・M.ロジャース (著), Mary M.Rogers (原著), 後藤 安彦 (翻訳) p.7
世界地図を見た人なら、誰でもポツリと浮かぶ島に目をやると思います。その中で「アイスランド」という名前の国があることを知った人も多いと思います。
アイスランドの近くには、グリーンランドと呼ばれる国もあって、アメリカとか、ロシアなどの名前と比べると、ふざけた名前だなとも思っていました。このアイスとグリーンの2つの国を比較をしてしまうと、島自体が氷か、緑でできていると小学生の時に思っていました。
アイスランドという国がどんな国なのか?小学校のときにこの本に出会っていても、内容は理解できなかったかもしれません。今だったら、理解ができます。
各国が、独立国家であるかどうか、あまり気にしていませんでした。日本は独立国家なのでしょうか?ちょっと調べてみると長くなりそうなのでこの話は、また今度にしたいと思います(世界の独立国の数はいくつ?)。
国土の5分の1しか人が住んでおらず、残りは植物が育たないので、人が住めない土地ということになります。
アイスランドというくらいだから、極寒ではないかと思いましたが、人が耐えられるくらいという気温というのは、気になります。
アイスランドは「氷の国」を意味するが、その名に似合わず、しかも北に位置するにもかかわらず、気候は温暖である。メキシコ湾流の暖水が、北海岸以外のすべての海岸近くを流れているため、夏は温暖で、冬は寒いががまんできないほどではない。北側には北極海流が流れていて、海水はつめたい。
『アイスランド (目で見る世界の国々)』 メアリー・M.ロジャース (著), Mary M.Rogers (原著), 後藤 安彦 (翻訳) p.16
アイスランドの首府であるレイキャヴィクの平均気温が、7月11.1℃、1月–0.5℃で、北部はもう少し低いくらいなのだそうです。
想像していた気温は–20℃くらいだと思っていたので、それに比べたら、遥かに高い気温だったので、確かに耐えられる気温と言えると思います。
海水の温度が高いと、気温が高くなるという原理なのでしょうか。理科的なことは好きですが、それを知らなかったので、今度調べてみます。
アイスランドについては、まだまだ続きます。