日本は昔から、公務員に就くことがいいとか、安定した職業がいいとか、男性は、偉くならないといけないとか、そういった風習が今でも残っていると思われます。必ず就職しないといけないなどのプレッシャーの中で、現在の若者も苦しんでいると思います。
運悪く、ブラック企業に入社が決まってしまったら、そこで頑張らなければならないなんて、そんな人生は嫌だ!と、逃げることが恥ではない時代になりつつあると思います。
ご自身が誇れる仕事、好きな仕事をしていることで、男性の場合は特に、人格さえも影響されていると考えられます。
殺人事件を起こした方が、次のような発言がありました。
「あー、高校卒業してから無職で、消極的になっちゃったんですね。知り合いとかにいたんですけど、女の子は」
『犯罪心理学を学ぶための精神鑑定事例集』p.35
この発言は、女性関係についての内容で、お付き合いに至るまでにならないのは、消極的になっていることが原因で、この消極的になっている原因が無職であることと述べているようです。
消極的になってしまう原因が、これだけではないとは思いますが、大きな要素であることは間違いないのではないかと思います。どんな仕事であっても、社会の一員となっているというだけで、発言の内容も変わってくるのではないかと思います。
それこそ、女性と付き合うにあたっては、無職であることによって、軽蔑、差別のような壁が作られ、話もしてくれない場合もあると思います。
そう考えると、消極的になるのは、当たり前ではないかと想像できます。