自分の選択が正しかったのだと、選択した内容に合わせて考えを調整する働きが誰にでもある

悩みに悩んで選んだ格安SIMを使ってみると、実は、2年以内に解約をすると違約金が発生することは判明し、もっといい格安SIMがあったのではないかとショックを受けると同時くらいに、違約金があったとしても、エンタメ使い放題だから、2年なんてあっという間だよ!これを選んでよかったはずだと、自分で後悔をしないような思考になったことはありませんでしょうか。

逆に後悔してしまって、苛立つ方もいらっしゃると思いますが、私のように、自分の選択が最善の選択だったんだと言い聞かせたい時の心理は、自分の行為の一貫性であったり斉合性(せいごうせい)を保とうとする働きによるものだのだそうです。

認知的斉合性理論 「ある対象への認知が、関連した他の認知と一貫性・斉合性を保てない場合に、人はいずれかの認知を変えて斉合性を保とうとする」という考えを基本にした、態度変化に関する理論の総称。

『カラー版徹底図鑑 社会心理学』新星出版社(p.86)

「斉合性」は、整合性という漢字を使わないので、専門用語ではないかと思います。簡単に調べたところ、「錯誤していないこと」と言えるのではないかと思われ、「事実と観念とが一致しないこと」と言えそうです。

商品だけではなく、この対象が人であっても同じことが言えると思います。

その人と結婚をした場合に、結婚したあとに、短所が多く見えてきて、それに対して、私の選択は大丈夫だったのかと思う方は、多くいらっしゃるのが現実だと思いますが、この人は、短所があるが、結婚したあとに発見した長所もあると、自分に言い聞かせる行為は、これに当てはまるのではないかと思います。

この心理については、次のような考えがあります。

フェスティンガーが提唱したもので、「人は自分の認知要素に一貫性や斉合性を持とうとする」という、認知的斉合性理論を基本にしている。自己の認知要素に矛盾が生じると、不快な状態に陥る。そこで、なんらかの手段をとって、この認知的不協和を解消しようとするのである。

『カラー版徹底図鑑 社会心理学』新星出版社(p.86)

このような心理は、誰にでもあることなんだと思ったら、この結婚は失敗かもしれない(もっと良い人がいたのではないか)と思っている人も多くいると思えて、それだけでも気持ちが楽になってしまいました。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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