三島和夫氏が著者である『疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい』では、パフォーマンスを上げてくれる、具体的な生活の過ごし方が載っていましたので、ご紹介します。
※以下、引用しているんですが、少し形式を変えています。
【7時起床〜2時間後まで】
(まだ眠気を引きずり、ボーッとしている)
・手軽なメール送信
・朝刊を読む
・文字入力などの単純作業
【起床2時間後(9時)から正午まで】
(脳の活動が上昇し始める)
・難しい仕事(商談、プレゼン、資料作成など)
・厄介な案件
【昼食後(午後1〜3時)】
(集中力が低下して仕事がはかどらず、ミスも多くなる)
・昼寝(15〜30分)
・簡単な報告・指示
・下調べ
【夕方から夜にかけて】
(1日の中で一番眠気が少なく、脳活動がピークに達するため、頭が冴える)
・想像性が求められる作業(計画、研究開発、原稿執筆など)
・習い事(英会話、スポーツなど)
【就寝(0時)の1〜2時間前】
(その後の睡眠によって身に付きやすい)
・暗記
・スポーツの反復練習
・楽器の練習(p.155)
前回の内容では、ゴールデンタイムは、就寝の1〜2時間前ということでしたが、この本自体が、24人の医師に話を聞いて作り上げており、エビデンスに基づいているのですが、少し解釈の差異が生まれているようです。ご了承ください。
この差異に対して、個人的には、重要なことじゃないかと思っているので、基になるエビデンスを探せたらと思っています。
ひとまず、この内容では、就寝の1〜2時間前は、暗記系が良いということでした。趣味で音楽をやっている方であれば、仕事で練習する時間を確保することができないというのは、言い訳になってしまいます。資格の勉強で、暗記する行為は、ここでいいような気がします。
仕事の後の夕方から夜にかけては、頭が冴えるというリズムになるようなので、考えなければならないことや、言語の勉強などは、ここがいいということなので、仕事の後に英会話に行くのは最高の時間ということになると思います。頭が冴えるということは、体も冴えているということで、スポーツもここで行うことが理想とされているのは、すでに記事にしている「体を動かすなら夕方から夜!社会人みんな健康になれる説」でも明らかにされています。
そうなると、英会話をしようか、スポーツをしようか、週ごとにしてなど分散させないと、効率が悪いとなると、スケジュールが悩ましくなります。
ご自身がやりたいことを、このスケジュールに当てはめてみると、案外、いろいろできないということが分かります。そう考えると、1日がとても重要であるということが分かります。分かってはいるのですが、改めて気付かされました。
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