著者 吉村葉子の『フランス人お金を使わなくてもエレガントな理由』では、フランス人から見た日本人の価値観の違いについて載っていました。
例えば、
ジャポネーズのことで、もっと面白い話を聞きました。試着してみて彼女たちは、似合うか似合わないかよりも、サイズが自分に合うかどうかで買うか買わないかを決めると。日本人向けに作っているのですから、サイズは合うはずですから、つまり試着した女性はなにかしら買う。ほらね、やっぱりジャポネーズはいいお客様でしょ(p.36)
私にも、この感覚になったことがあります。
服が欲しいという気持ちで、服屋さんに行くと、買うことが目的になってしまっているので、どんなのでもいいから買わないと気が済まない気持ちになります。
私自身が、服屋さんに頻繁に行かないため、買おうと思ったときに、気にいる服がなくても、買わないと次の機会がいつになるか分からないという状況なので、仕方ないと思っていました。
でも、その服を買っても、全然納得いっていないので、満足感なんてありません。クローゼットの中を見てみると、いつも同じような服ばかりで、お気に入りなんて、何もありません。
このフランス人の発言は、私の「痛いところ」を突かれた感覚になりました。
同時に、反省しました。
その時、服が見つからなくてもいい。これだと思うものに出会ったときに買うこと(結果的に投資をすること)が、私にとって(みなさんにとっても)将来的に有益な選択であると、念頭においておきたいと思いました。
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