『FIGARO Japan (2020年3月発売)』のテーマは、「世界はしてみたいコトでありふれてる。」なのですが、その中で、“暮らすように、心地よく働く”という内容があり、個人的には、まったくもって同感でしたので、ご紹介します。
その紹介は、オフィス環境の提案でした。
個人的には、ずっと疑問に思っていることが密かにありました。
職場のデスクは、白でないとダメなのか?床にラグを敷いてはダメなのか?電話機はレトロなデザインのモノは売っていないのか?イスは硬い感じの無機質なデザインでなければならないのか?
などなどあります。
家庭的な空間でもいいじゃないか?と思っていたんです。
こんな疑問を持っていたらば、『FIGARO Japan (2020年3月発売)』で、“暮らすように、心地よく働く”というテーマの記事が載っていました(1ページの内容です)。
かなり共感しました。
職場では、税金対策として、ガタが来ている、新しいデザインのデスクにするなどで、年末あたりに買い替えをするなど、粗大ゴミが出ます。
個人的には、初めから愛着の湧くデザインの家庭で使用するような、机やイスにすればいいのになと思っていました。壊れたら修理をしたり、メンテナンスをするなど、大切に育てていくことができます。
結果的に、粗大ゴミが少なくなり、企業側も、不要な数の在庫を抱える必要もなくなり、資源に優しい行いになるはずです。
職場の環境と、家庭の環境が同じような空間になってしまったら、切り替えができなくなってしまい、仕事ができなくなるのでは?くつろぎ過ぎてしまって、仕事にならないのでは?などの懸念があるかもしれません。
本当にそうなるかは、個人的には思いません。
家で仕事をしている人は、同じ場所、空間で行う作業を切り替えなければなりませんので、このような感覚になるのは理解できます。
同じような木の温もりが伝わるデザインで、家と職場をデザインしたとしても、場所、空間が変わり、また、職場であれば、一緒に過ごす人も変わりますので、切り替えは可能なのではないかと考えられます。
無機質で、まっ白なデザインの空間にいることで、目が疲れてしまい、あまり自然に触れることなく、8時間あまりも滞在することになります。人生の1/3を過ごす空間なのですから、ストレスがかからないデザインにする方が、従業員のためにもなると、個人的には思っています、
また、愛着を持ってひとつのアイテムを、手入れをしながら使いづつけることは、資源の無駄にもなりません。
1人ずつのデスクではなく、大きなテーブルを真ん中にドカンと置くことで、オフィス空間の出来上がりです。
キレイな状態を保ちたい、掃除をしたくなるそんな空間にすることで、美化も保つことができます。
パソコンは、こうなると、laptop式が向いていると思います。会社用に購入して、それを持って、フリーアドレスで着席をする。
食事は、別のテーブルにするなど、バルコニーで食べるなどで、工夫することで、家庭的な空間であったとしても、この場所は仕事をする場所とすることで、切り替えの共通認識として、集団的にルール化することもできます。
仕切りは、観葉植物で可能です。
お客様との会議は、個室の方がプライバシーも保たれ、話しやすい関係を作りやすので、一部屋は、応接室を設けることをオススメします。
個人的には、コーヒーメーカーを部屋の外から持ってくるのではなく、その部屋の中で完結できないかと思うほどです。キッチンのある環境が、応接室でいいのになと思うほどです。
お茶を作りながら、たわいのない話しをして、好みのおやつ(手作りのおやつもいいのですが、お客様の好きな食べ物を用意すると、お客様を本当におもてなしすることができます。そこまでやっていいのではないかと思っています。おやつと言わず、お昼ご飯もいっしょに、好物を作ったので食べませんか?と、スタッフと一緒に食べるのもいいと思います。同じ釜の飯をみんなで食べる感覚です。)と一緒にお出しすれば、会話もスムーズに進むと考えられます。
本当に家庭に遊びに来たお客様として招くことが、おもてなしとして提供できるのではと、お客様にとっても、くつろぎの空間を味わってもらうことができます。
このようなオフィスを提案したいとも、個人的には思っていましたが、この『FIGARO Japan (2020年3月発売)』さんの提案は、ここまでの内容ではありませんが、この雑誌の内容がきっかけで、どれだけの会社が行動に移してくれるかは分かりませんが、職場空間がストレスなく、過ごすことができる環境になることは間違いないと思っています。
<参考文献>
<関連記事>