『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック (BEST OF BUSINESS)』では、成功者の習慣を身につけることで、やりたいことに近づけるということを指南してくれています。レビューの内容では、「当たり前のことが書かれている」など、非難されていることもありますが、その当たり前のことができているかどうかは、別問題になります。
頭では分かっていても、行動に移せないから、現状に満足していないという方も多いのではないでしょうか。自身も、習慣を変えるべくして、行動をしています。
何か、他のエッセンスがあればと思って、この本に手を伸ばした次第です。
ポイントごとに引用形式で、ご紹介いたします。
習慣的行動を減らすためには、自分の現在の習慣パターンを知るのが一番だ。(p.59)
ダイエットをする時にも、レコーディングダイエットと呼ばれる方法がありますが、それと同じように、まずは、自分の習慣がどうなっているのか?ということを、客観的に確認するということは、大変重要なことであると、当たり前ながら思うことがあります。
今の自分の自然な習慣を、把握することで、この部分の習慣を、これにしてみようなど、容易に対策をすることもできます。
まず、どうしたらいいのか?と迷ったら、まずこれから始めることで、変な方向にはいかないのではないかと思います。
自分がオフィスでやっている仕事を種類別に調べ、特定の作業を特定の場所でする手はずを整えれば、仕事によりよく集中できる。(p.59)
これは、仕事だけではなく、物事を整理する時には、使える方法であると個人的には思っています。やらなければならないことを、種類別に分けることで、見えてくるものがあります。同じ作業をまとめて処理することで、効率的に片付けることができるという利点もあると思います。
また、ここでは、分類と、処理をする場所を、一緒に関連付けて変えることによって、頭のスイッチが切り替わり、作業もしやすくなる。この作業をする時には、この場所でという習慣をつけることによって、体が勝手に動いてくれるという工夫も入っています。
また、この分類に分けることを習慣にするということで、時短になるというワケであります。
新しい習慣を身につけた時の自分を想像してみることである。(p.63)
結婚をしようと思った相手と、結婚生活を想像できなかったら、うまくいかないなど言われていますが、これは、習慣にも当てはまるというワケです。
私は、瞑想をしているところを想像していなかったので、やってみます。
ご飯を食べていないところを想像することができているので、断食をやってみたところ、成功いたしました。普段は作業中には、大柄の大食いYouTuberの動画を流していると、料理は美味しそうなのですが、食べている方がかなりの大柄になっているので、こんな風になってしまうというのが脳裏に焼き付いているのか、食欲が湧かないという面白い作用が働いています。本能レベルで、「こんな風になりたくない」という気持ちにさせてくれているのではないかと、個人的には分析しています。
大食いのYouTuberの中には、食べても痩せている方がいらっしゃいますが、その方々の動画を見ると、私も食べたい!と、ただお腹が空いて、気がついたらコンビニに行っていました。
もし、お腹が空いて、ご飯を食べたくなったら、大柄の方の動画を見てみるだけなら、タダなので、試してみてください。個人的な効果なので、効き目が出なかったら、すみません。
1 時間の使い方を分析する。
2 目標を明らかにする。
3 優先事項を決める。
4 時間の計画を立てる。
5 時間割を組む。
6 進行具合を調べる。(p.66)
こう行った流れは、仕事のプロジェクトを成功させるための流れと同じです。それを、習慣を身につける時にも、使用して下さいということです。
これは私だけかもしれませんが、仕事の後に、仕事と同じようなことをすると、「プライベートだからなぁ」と、ちょっと億劫になっている自分がいます。
おそらくは、分かっているのだけれども、覚悟を決めることができていないだけなのかもと考えることもあります。
本気で何かをやろうと思ったら、何がなんでも遂行していると思います。
ですが、この習慣の話は、意志力を使わず、くたびれることなく目標に向かって淡々と続けることができ、気がついたら大きな目標を達成していたというゴールがあるので、そこが違います。
当たり前だと思うことを、ただ淡々とこなしていくことが、近道であるということが、この本を読むと分かります。まだ、本に付箋をしている箇所がいくつかありますので、次回続きをご紹介したいと思います。
<参考書籍>
『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック (BEST OF BUSINESS)』2012/1/13
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