「nido guastallaの内部〜(たぶん)3歳児の対話の時間〜」の続きになります。
たぶん2歳児の午睡の部屋になります。それぞれの月齢で、午睡をするための部屋があるというのは、午睡のスイッチが入るし、いちいちコットをセットしなくてもよくなるので、大人の負担も減ります。
とにかく羨ましい環境であることは確かです。
しかも、プラスチックではなく、木製で作られているという可愛らしいコットです。いや、これはもうベットです。
誰のベットだか分かるように、顔写真が貼られているのが分かります。
午睡のお供に、ぬいぐるみが置いてあります。おそらくですが、自宅から持ってきた私物だと思われます。
たぶん1歳児の午睡部屋だと思われます。
午睡の部屋には、ちょっとしたマテリアルも置いてあり、起きてしまった子が、このスペースで時間を使うのかもしれません。
ベビー用のベットにも、ぬいぐるみが置かれていました。
午睡部屋への入り口です。
暗くなっているので、ちょっと怖いと思っている子もいるかもしれません。
こちらはたぶん3歳児の午睡部屋になります。
奥には、起きてしまった子の過ごし場所になっているようです。
ぬいぐるみの量が多くなっているのは、日本でも同じかもしれない。
大人は、子どもが寝ているときに、ドキュメンテーションを作るなどの事務仕事をするため、このような環境が用意されています。
日本では、こんな環境はないと思いますが、子どものための環境と、大人のための環境もしっかりと完備されているのは、働く環境としては当然の権利であると改めて思います。
大人の休憩室が、5人くらいしか入らない場所に、当たり前のようにセッティングされていることもありますし、休憩室がないことだってあります。
子どもの環境を第一に考えることは、もちろん大前提ではありますが、大人が健全で過ごせる環境を用意することも、保育に関係してくることなので、考えなければならないポイントではないかと思います。
子どものために無理をして、母親が倒れてしまっては、土台が崩れてしまうので、母親は強くなっていくものだと思います。その母親が、保育園では、保育をする大人になり、大人がいないと成り立ちませんので、大切にしなければならないのは、まずは、大人の環境であると、声を大にして言いたいです。
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