正しい保育とは?

はいはい

保育の現場にいると、子どもへの声かけをどのようにすることが、今目の前の子に対して、より良い未来になるのだろうと、誰もが考えることではないかと思います。

このことについて、もし、マニュアルがあるとしたら、そのマニュアルは間違えではないかとも思います。保育士試験の中には、シーンごとの設問があり、保育士としての行いを次から選べという問いについて、個人的には、その設問の条件だけでは、判断ができないし、どれも正解ではないと思っていた。もっとそれまでの事情や、その子の性格、背景を記載してもらわなければ判断ができないし、正解を作るべきなのかも不明だと思っている。

保育の現場では、とっさの判断の連続になるが、それが正しいかどうかは、周りにいる大人が導き出すべきであると思っている。一人で考えることももちろん重要である。だが、一人で考えて、一人だけで実行してしまうと、偏ってしまう可能性もある。偏るというのは、子どもにとって最善の利益ではないということです。

 

もっと言ってしまうと、こう言った子どもへの声かけについて、会議でも話し合うべきだと思っている。まして、年配になればなるほど、指摘をしてくれる人がいなくなってしまう。

もちろん、年配の方は経験があるので、それを踏まえての答えとなると思うが、納得がいかなかったら、とことん話し合うべきであると思う。それこそが、本当に行うべき会議ではないかと思っている。

正しい答えではなく、現在の状況、現在一緒に働いている人と、最善の答えを導き出す方が、最も重要であると思っている。

 

保育をする上で、様々な学問を身につけなければならないが、その中に心理学が存在する。

深くまで学ばないのが残念で仕方がないが、この『保育の心理学(2)』を読んでいて、これは同感であると思った内容を共有したいと思います。

 

評価の話しになりますが、その評価の仕方について、個人的には、同感する内容を述べてくれていたので、引用させていただきます。

1歳3ヶ月になると、おおむね歩き始める。対象とする園児も、同じ年齢だが、「歩ける、歩けない」というように物差しをあててみると、「歩けない」という評価になってしまう。

物差しを評価のみに使ってしまえば、少しでも歩けるように手を取って歩かせようとしてしまう。

(中略)

別の保育者は、その評価から離れ対象の園児の様子を見ている。すると、ハイハイで移動した方が好きなおもちゃをいち早く手に入れ、それで楽しめることがわかった。

このように理解できると、自分の要求を実現することと歩くことが結びつけば、園児は自ら歩き出すということを見とおすことができる。

そして、無理に歩かせるのではなく、園児に「…して遊びたい」という内面的な世界を広げ、歩くことの意味をみつけられるように保育するというように、視点を変えることができる。

発達の物差しは、その子どもがどのような発達水準・発達段階にいるのかを示すと同時に、今、その子どもがどのような要求をもっているのか(内面的な世界)をとらえるために、子どもを観察する視点を与えてくれる。

それは、目の前にいる子どもがどのような活動をすれば、内面の発達を膨らませ、それを原動力に次の段階へ移行するのかを示唆するものとなる。

この、歩かないから、歩くように仕向けるという行動を、私はよく見て来ました。

そう言った行動をすることが、正しいことであると、その人も、他の人も思っているから、そういう行動になるのだと思います。

立つためには筋肉が発達していなければならないので、そうなるためには、ハイハイをするという段階があります。その段階を経て、来るときがくれば自ら立ち上がり、歩き出すということが自然なことなので、その自然なことを、まして、保育を行っているものがやってしまっているということが、本当にいいことなのかどうかというのは、個人的には疑問があります。

ですが、その保育園にいる、保育に携わる人たち皆さんが、同意をするのであれば、それでいいと思います。

権力のある人が、決めてしまうことも多いですが、それぞれ、子どもと触れ合う大人が、納得した上で、決められているということが、一番の理想だと思います。

簡単な方へ行くことで、そのツケは、必ず返ってくるものなので、全ては子どもの最善の利益のため、そして、一緒に働く大人が、納得をして関わっていることが、シンプルですが、難しい話しであることはわかっています。

ですが、共有しなければならない、業務連絡は、ペーパーで行い、こう言った大事なことを、会議で行うことで、保育の質も上がり、やりがいや、モチベーションが上がり、離職率も下がるのではと、思っています。

 

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作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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