「クジラ型保育園(nido guastalla)の内部〜広場〜」の続きになります。
クジラ型の保育園の内部に進みます。
廊下なのですが、生き物の内部らしく、角がなく、不規則な丸みのあるアーチになっております。
入り口から右手に行ってすぐのところには、OHPと、大きなガラスの環境が用意されていました。
この部屋に入ってすぐのところに、こんな感じで、セッティングされていました。
奥には、ライトテーブルもあります。
緑がテーマなのでしょうか、鏡の上にも、緑でしたし、保育者の服も緑でした。
投影された様子がこんな感じです。
写真をこんな感じで投影することで、緑の中にいるような演出になり、また、緑が大きく投影されているので、小さくなったような感覚にもさせてくれます。
レッジョアプローチでは、光が重要な要素になりますが、この保育園では、この活動をする時には、限られた場所で、少し狭い場所で行っているようです。
推測するに、ガラス張りとなっている建物の構造となるので、光が遮断できる場所として、ここが、光の活動(ライトテーブル、OHPなど、暗くないとできないもの)をするのに適している、もしくは、そのための活動として、初めから用意した場所なのではないかと思います。
余談ですが、いろんな国に行ったことがある、あるイギリス人から聞いた話によると、イタリア人の子どもが一番ベタベタしてきて、うるさい。だから子どもは嫌いだという感想を、帰ってきてから聞きました。
個人的には、レッジョエミリア しか行ったことがないので、面白いことに、そんな子はあまり見かけませんでした。
保育園それぞれの色がありますが、環境によって左右されるのだと、個人的には思いました。
この保育園でも、大人が入っても、活動を止めることなく集中をしていました。
大人がいても、関係ないといった具合でしょうか。だから、見学というシステムができているのかもしれません。見学者が現れるたび、子どもたちが落ち着きがなくなってしまっては、保育になりませんから、実現しているビジネスなのだと、このブログを書くことで、理解することができました。
個人的には、保育の活動を共有するために、ローリスマラグッチ国際センターがあるだと思っていますので、各保育園のドキュメンテーションを閲覧する、また、閲覧することができるということにすれば、見学は、子どもたちがいないときで、良いのではないかと思っています(文献では、閲覧ができるという場所として知識があったので、矛盾を感じている自分がいます)。
もしかしたら、そうなっているのかもしれませんが、ちょっと分かり難かったというのが、個人的な感想でした。また今度行く時には、この謎を解明できればと思っています(閲覧している内容を保育園名をメモしていくなどしていきたいと思います)。
クジラ保育園の内部は、また次回に続きます。
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