シリーズネウボラの④になります。
ネウボラの凄さを、お伝えしていますが、まだ伝えきれていないので、続いています。
ネウボラは機関なのですが、このネウボラは、家庭訪問もあるというのですから驚きです。このネウボラの担当者は、いろいろなことをしなければならないので、忙しいし、間違った知識も持てないですし、また、精神が安定していないと、お話も聞くことができません。大変なお仕事であるということは確かです。
また、この家庭訪問は、1度だけではなく、何度も節目にあるのだそうです。家庭での環境を確認することで、普段、どのように過ごしているのかということが、話だけではなく、暮らしからも知ることができるということになります。
ここから、トータル的に診断ができ、より密な子育て支援をすることができるということで、担当者には、本当に頭が上がりません。
子どもの成長に対して、寄り添ってくれるのが、ネウボラの方なので、子どもの発達状況に合わせて、支援をしてくれます。言葉が遅かったり、発達的に問題がないかなど、ずっと見守ってくれているからこそ、信頼関係があるからこそ、言い難いことでも、子どものためにできることとして、的確な支援をしてくれるのです。
親にとってもストレスとなりますが、それが過度にならないようにすることや、子どもにとって、最善の行動を早期のうちからレクチャーをしてくれるため、むしろありがたいことではないかと、個人的には思います。
日本では、保育園で、もしかしたらそうかもしれないと思われる子に対して、専門家に来てもらい、診断を1日でしてもらうという状態です。1日の活動を見ただけで判断されても、ずっと見てきた保育者としては、居た堪れない気持ちになることがしばしばあります。
ネウボラであれば、担当者がいて、いつもの様子も分かり、成長段階も把握しているため、専門家へのアクセスがスムーズで的確になるということになります。
親としては、認めたくないものですが、子どものためを思ったら、子どもが生きやすいように環境を作る、用意することが親の務めになります。
それを、早期に、そして、信頼しているネウボラの担当者から指南してくれるのですから、そんなに心強いことはありません。
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