ここはイタリアのレッジョ・エミリアにある大きめの広場に、少し入ったところに自然派のワイン屋さんになります。飲めるし、買えるし、というお店です。
個人的には、大きなお店よりも、狭めのお店の方が、精神的に安心することもあって、そういったお店を好んで入ってしまう傾向があります。
お店に入ると、開店したばかりということもあり、カウンターの下には段ボールなどの荷物が置いてある状態でした。
ワインボトルのテーブルライトが、ワイン屋さんらしく、ユーモアも感じることができます。
このカウンターテーブルのデザインも、ビンテージ、重厚感があるので、存在感があり、センスを感じることもできます。
お店の紹介看板のフォントも、コダワリが見えるので、お店というよりも、このお店を切盛りしている店主に興味があり、入ったというのが率直な理由となります。
フォントをよく見ると、円形ではなく、三角形の形になっており、結構時間のかかる作業であることが分かります。
飾ってある絵画を見ると、文字が波紋のように広がっている絵柄になっており、虫にも見えなくはありません。
気に入っているところは、家のような落ち着きを味わいながら、自然派のワインをいただけることです。
飾ってある絵画面その2
飾ってある絵画面その3
この飾ってある絵画は、統一感があり、色味のある絵画は、ちょっと目立たない場所に置いていることで、気持ちの良い空間が広がっていることになり、結果的に、居心地の良い空間で、ゆったりと有意義な時間を過ごすことができることにもなる。
このセンスを見て、ますます店主に会いたいと思ってしまった。
棚にワイン1
棚にワインと合うやつとか2
棚にワインとサービスつまみ3
棚にワインとワインクーラー4
こんな感じで奥に続いています。
全貌はこんな感じとなっております。ワインに囲まれているので、狭い空間となっております。この感じが個人的には、好みでした。
そして、店主が現れました。店主の顔は写真には撮っていませんが、この自然派というワインのチョイスや、お店のセンスを見て、想像が膨らみすぎてしまったせいか、男性っぽいという予想はしていたが、なぜか、落ち着きのある、ユーモアな方を期待していたのかもしれません。
それとは裏腹に、店主はなんだか、落ち着きがなく、何かに急いで、焦っているような行動をしていたので、そこにちょっと、勝手にですが、ガッカリしてしまった自分がいます。
もしかしたら、この日は、何か急がねばならないことがあったのかもしれないが、かなり落ち着きがなかった。
落ち着きがなかったが、ワインをグラスにいれるときは、危ないところはなく、慣れていました。1杯しか飲んでいないが、大量の小麦粉おつまみもくれました。
カウンター側から出口に向けて撮った1枚です。
遮光のバランスといい、アンティークの家具、ライトの感覚、配置、密度、カラーリングなど、これだから、イタリアのセンスには、学ぶことが多くあります。
私以外にもお客様がいて、イタリア人は外で飲みたい方が多いのか、外にセッティングをしてある、机、椅子にダンディな男性と、若いブロンドの女性が座っていました。
店主は、その2人に対して、せかせかとメニューを聞いてワインと小麦粉おつまみを提供していました。
この店主のセンスなのか、奥様のセンスなのか、家族経営でお父様のセンスなのか、それとも、オーナーが別にいて、その方のセンスなのか、コーディネートをしている方が誰かいるのか、もっと通わないと、真相は分からないと悟りました。
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