広がりのない生活が、不適切な執着を生んでしまう

犯罪行為をしてしまう子どもの中には(特に特殊な考えを持っている子どもなどは)、ある種の個性なのではないかと個人的に思っていたことがありました。

ですが、発達の段階や、環境設定によって形成されてしまうことが、次のように分かってきているそうなので、個性という考えは、少し薄いように思われます。

思春期を迎えた子どもが、異性に対して関心を持つようになるのは当然のことです。また、グロテスクなものや危険なもの、性的興奮をあおるものは、人間にとって根源的な興味・関心や欲求に直結する刺激と考えることができます。

とはいえ、そうした関心や欲求をストレートに満たそうとすれば、周囲との摩擦が大きくなってしまいます。人間関係を保つうえでの基本的なルールが理解できていない場合は、自分の欲求をおもむくままに不適切な行動をしてしまいがちです。興味、関心の幅が狭く、広がりのない生活を送っている子は、そうした欲求への執着を強めてしまうと考えられます。

行為障害と非行のことがわかる本』小栗正幸(著)p.21

危険なものや、グロテスクなものについては、個性ではないかと思っていましたが、そうではなく、性的な興奮をあおっている分類になり、それが欲求に直結する刺激になるというのは、考えたことはありませんでした。

危険なものをすることで、生きていることの喜び(生きている実感を味わいたいなど)につながることはありますが、グロテスクなものも、結局は、生きている部分に響いているのかもしれません。

ですが、興味、関心の幅が狭いということが、このような非行へと導いてしまうのであれば、幼少期から、色々なもの、世界に触れることによって、少なくても、このような傾向を避けることができるなら、環境を用意することは本人のためであり、家族、周辺の方々のためになると思います。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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