自分が強いところを見せつけたくて犯行がエスカレートする

少年犯罪のなかには、「どうして、こんなに酷いことをしたの?」と思ってしまう内容もありますが、どうして、そのようなことになってしまうのかの答えが載っていたのでご紹介します。

暴行、傷害など暴力がともなう非行を一般に暴力非行と総称している。少年たちのなかには些細なことで激高し、いったん怒り出すと、その怒りはなかなか収束しない者もいる。彼らの多くは「手加減する」といった対人技術の習得が未熟で、そのために、自分が想像していた以上のダメージを被害者に与えてしまう。そして、場合によっては、傷害致死といった重大な事件にエスカレートすることもある。

(中略)悪質な少年犯罪、とりわけ暴力事件はしばしば集団関係のなかで生起する。そして、成人事件ではまずみられないような残虐な行為に発展することがある。

そのような少年たちの残虐な行為の背景には、少年特有の見栄や思惑が介在していることがしばしば指摘できる。

新版 Q&A 少年非行を知るための基礎知識――親・教師・公認心理師のためのガイドブック』(著者)村尾 泰弘 p.161

女子にも同じようなことがあるのかもしれませんが、男子特有の社会で、後輩に自分が強いところを見せつけたかったり、舐められたくない、先輩の指示に従わないと自分自身の身が危険になったりすることがあるなどによって、お互いに刺激し合うことで、犯行がエスカレートしていくのだそうです。

そのため、普通では考えられないほどの残虐な行為に至ってしまうのが少年犯罪の特徴になるそうです。

1人だけの犯行ではなく、グループや上下関係、組織のなかで、刺激し合うことによって、酷いことをするつもりではなくても、結果として酷いことになってしまった。というのが少年犯罪の特徴なのかもしれません。

いじめについても、一対一でいじめるというのは、構図としてはあまり聞きませんので、グループ内で、面白がってエスカレートしてしまい、そんなつもりはなかったのに、結果的に自殺をしてしまったり、殺害に至ってしまうという経緯があるのかもしれません。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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