みんなやっているから罪悪感が軽減される非行

非行のなかでも、万引きは手軽ということもあるのか、発生するのも多いようですが、この万引きをしてしまう子どもたちの気持ちについて紹介されていたので、ご紹介します。

万引きの特徴は、罪悪感が希薄だということである。(中略)「捕まった原因」についての質問に、少年たちは「別に原因などない」(53.6%)、「運が悪かったから」(26.2%)などという回答とあげている。非常に軽い気持ちで万引きに及んでいるのである。

また、「みんなやっている」という思いも犯罪の大きな動機である。(中略)万引きをした少年少女のうち、約4割以上の者が、「かなりの人がしている」「誰もがしている」と認識している。

万引きをする若者たちの間では、実際以上に万引きは多くの人たちがやっているという歪んだ認識があり、そのことが、この非行の一つの動機にもなっている。「みんながやっているから」という歪んだ認識は、犯罪を犯すことに対する罪悪感を軽減すると考えられるのである。

また、「みんながやっているのに自分だけやらないと、仲間はずれになる」「弱虫に思われる」「みんなと同じことをして、仲間として認められたい」という思いが、「同調行動」としての非行を促していく。

新版 Q&A 少年非行を知るための基礎知識――親・教師・公認心理師のためのガイドブック』(著者)村尾 泰弘 p.157

みんなやっているから、やらないといけないという感覚があるのかもしれません。この同調行動は、学校や地域性、所得などの家柄などで、文化となっているのかもしれません。

文化になってしまうと、「黒人差別は文化になっている」と同じですが、やることが当たり前になるので、地域に根付いた連鎖として解決しなければならないことなのかもしれません。

地域でできることは、盗めそうという環境をなくしていくことも重要なのではないかと思いました。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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