キレやすい若者の実態

ゆとり世代、さとり世代と移り変わって、最近では、若者がキレやすいかどうかは、さほど言われなくなったでしょうか。キレはしないけど、傷つきやすいなどに変わったのかもしれません。

この「キレやすい若者」には、以前とどのような違いがあるのか、どんな心情なのかが分かる内容がありましたので、ご紹介します。

実力もないのにプライドだけが高い。じつは自信もないのに、人と人とも思わない横柄な態度をとる。自分中心の勝手な論理で行動する。他人を思いやるような共感性に欠けている……こういう自己愛は、不健全な自己愛といえるでしょう。このようなナルシストが増えているのです。彼らの特徴は、バルネラビリティと呼ばれる独特の「傷つきやすさ」をもっていることです。彼らは対人関係で非常に傷つきやすい。キレる若者の背景には、じつはこの「傷つきやすさ」が存在するのです。

なぜ、こういうナルシストができあがるのでしょうか。一つには、親の関わり方の問題が指摘できます。親から一方的に過剰な期待や願望を押しつけられると、子どもたちには本当の自分を生きることができなくなります。この「一方的に」というところが問題です。親の道具として偽りの自分を形成するわけで、それが自己中心的なナルシストと生み出していくのです。

このような悪しき自己愛化は、共感性の乏しい自己中心的な人格、脆弱で傷つきやすいナルシストをつくり上げていきます。彼らは往々にして尊大な態度をとりますが、それは弱々しい真の自分のうえに、肥大した偽りの自分が乗っているからです。実際は、ちょっとした非難や批判にぐらぐらと揺れている。彼らが自分の意見を少しでもけなされると、ひどく怒りを爆発させるのはこのためなのです。

新版 Q&A 少年非行を知るための基礎知識――親・教師・公認心理師のためのガイドブック』(著者)村尾 泰弘 p.93

自己愛があるのことは、別に悪いことではないと思いますが、共感性に欠けるという部分が社会で生きる上では問題になるのかもしれません。

この共感性については、親からされていないから、他人にもしているのかもしれません。親がやっているんだから、他人にもしていいじゃんとなる、被害者の発想ではないかとも思います。

確かに、不健全な自己愛化もしれませんが、このようにして、自分を守っていると考えると、これから様々な経験を積んで、様々なことに気付き、自分自身を知って、変わりたいと思った時がくるような教育をすることがいいのでしょうか。

親以外の大人が、そばで見守ってくれて、寄り添ってもらえる環境であれば、おそらくは、そちらで満たされるのだと思うので、こんなことにはならないのかもしれません。

大人の目が必要な子に対して(子どもだけではなく、大人も)のケア、システムが必要になると考えられます。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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