お酒は薬物と同じくらい危険

いまではあまり聞かなくなった「酒は飲んでも飲まれるな」は、理にかなっているのではと思います。ご飯を美味しくいただくためにお酒を飲む分には健全だと思いますが、酔っ払いたくて飲むというのは、何かの気持ちを埋めたい場合には注意が必要です。

アルコールも薬物ですので、飲み屋の状況を思い起こしてもらうと、薬物のことがよくわかります。普段は気が弱くて、言いたいことも言えないような人が、お酒が入ると強気になり、大声を張り上げたり光景を見た方も多いでしょう。

このように、一般に薬物は乱用者のもっとも弱い部分を探して出して、そこを支えるのです。薬物乱用の指導には、薬物をやめさせ、規則正しい生活をさせる指導と、薬物によって補償されるような、自分の弱い部分と直面市、そこを改善していく指導が求められます。(中略)酒を含めて、薬物はその人の心のなかの、もっとも弱い部分、見られたくない部分、(中略)を巧みに見つけ出し、そこを支えるのです。だから気持ちがよいのです。つまり薬効そのものとしての快感と、このような弱い部分を支えてもらうことで得られる心理的な快感とがあるのです。

新版 Q&A 少年非行を知るための基礎知識――親・教師・公認心理師のためのガイドブック』(著者)村尾 泰弘 p.88

お酒と薬物は同じように、人間の弱い部分を見つけ出して、満たしてくれる存在になる共通点があります。

この表現が、お酒と薬物自体が、心のなかの弱い部分や、見られたくない部分を巧みに見つけ出しているような書かれ方ですが、色々抱えた状態のままでも、ふわふわした高揚感を与えてくれるので、何もかもを気持ちよくさせてくれるのかもしれません。

一度味わってしまうと、また気持ちよくなりたいと思うはずです。ずっと気持ちいい時間が続いて欲しいと思うようになって、長い間摂取するようになり、気がついたら依存になるのではないかと思います。

薬物依存、アルコール中毒は、モノが違うだけで、同じ問題ではないかと思います。

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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