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ライセンス料をもらうビジネスモデル

前回の記事(ブランディングを厳密にしすぎることで、未来を潰す可能性があります)では、制限を厳しくするのではなく、受け入れて一員としてアイデアを共有するというビジネスの形をご紹介しました。

アイデアを形にして、独自でパチモンを作って売っている方がいたら、次のような対応はどうだろうかというご紹介になります。

ライブ会場の駐車場で行商人たちがバンドのロゴを使った商品でけっこう儲けていることに、バンドのツアー・クルーが気づいた。でも「売るな」と弾圧するのではなく、彼らを歓迎した。ライセンス料を払ってくれれば使用を認めて、行商人をパートナーにしたのである。

《中略》

グレイトフル・デッドがロゴの使用を行商人に認めたとき、これはバンドの収入が減る愚かなやり方だと考えた人は多かった。でもバンドのメンバーは、ロゴがさらに広まって、デッドヘッズのコミュニティがハッピーでいるほうがが、ちょっと多めに儲けるよりも良いと判断した。バンドがもっと有名になればお金はいずれ入ってくると、正確に予測したのだ。

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(出版)日経ビジネス人文庫 p.232、237

隠れてパチモンを売るのではなく、合法的にライセンス料を払うという契約を交わすことによって、メンバーの一員として受け入れ、一緒に盛り上げていこうというビジネスモデルになります。

許可なく販売してしまうと、バレたら通報されてしまうので、許可を得ながら、自身の商売もでき、オーナーはライセンス料をもらうことができるので、Win-Winの関係となる。

また、オーナーの目的としては、バンドが有名になることで、コミュニティが大きくなり、結果的にハッピーになること。お金はその後から帰ってくるという確信から、このような考えになったのだから、目の前の利益よりも、人の思いを優先することは、投資の時の感覚と似ているのはないかと思いました。

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