犯罪心理学・社会心理学・教育・文化・インテリア・ビジネス

  1. 心理学

叱る、怒るは、相手を見下し、話合うことを放棄した行動である

思い通りに人が動かなかったり、コトが進まないことで、叱ったり、罰したりして、人を動かそうとするのは、実はもっとも簡単な方法とされ、パワハラの問題があったとしても、現在はいまだに、この方法が多く見受けられます。上司と部下、親子間で続けられているのではないかと思います。

この方法で話を聞いた人にとっては、「なんかよく分からないけど、言うこと聞かないとヤバそう!」とか、「八つ当たりだって分かってるけど、言うこと聞かないと社会で生きていけないから仕方ないか」または、「聞かなかったことにして、逃げよう!」という方もいるかもしれません。

心理学者のアドラーさんは、叱る、怒ると言う行為をするのは、教育の上でも、人間関係の上でも、悪化させるだけだと述べています。

この行動をしてしまう場合には、次のようなことが考えられると紹介しています。

言葉を使おうとしないのかといえば、生徒に対してキレてしまった中学校の先生のように初めから言葉で話し合うことは無理であると決めてかかっているからではないか、と思います。《中略》そもそも人と人とはわかり合えないということをアドラーは前提にしているのですが、だからこそ話し合うしかない、と考えるのであって、初めから話し合うことを放棄することはまったく別のことです。

このことに加えてここで指摘しておきたいのは、言葉によって問題解決を図らないことの背景には、相手を自分より劣ったものと見なしていて、話してもわからないだろうという思い込みがあるということです。

アドラー心理学入門』岸見一郎(著)p.88

この理由が正しいと仮定すると、男性が女性へ、親が子へ、上司から部下へと、この叱る、怒るという行為が行われているのだと考えられます。

個人的な意見としては、本人がうまく言葉に出来ない、説明が難しい、説明するのがめんどくさいという場合にも、この行為が見られるのではないかと思っています。

説明が難しくても、話をして欲しい、そして、一緒に言葉を見つけたいとも思います。その方が何倍も健全な人間関係が築けるのではないかと思います。

ですが、「説明でも出来ないの?」と馬鹿にされるのが怖くて、犬のように吠える方もいらっしゃいます。馬鹿にする方も、個人的には問題ではないかと思います。

大切なのは、その方が抱えている課題を理解し、解決することに集中することだと思います。

心理学の最近記事

  1. 子ども部屋があることで、引きこもりになる?

  2. 子ども部屋って必要?

  3. 人は信頼できるかを目で確認したい

  4. 叱る、怒るは、相手を見下し、話合うことを放棄した行動である

  5. ブレーキをかけすぎることで、可能性にブレーキをかけている

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP