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子どもが勉強をしないことが気になるのは親の課題である

「宿題をしなさい」と毎日のように言っている親御さまは、少なからずいらっしゃると思います。言わない方が放置しているのではないかという考えもあります。

確かに、人それぞれの価値観、考え方があるので、正解なんてないと思っています。ひとつの考え方として、心理学者のアドラーさんは次のように述べていますので、参考までにご紹介します。

人生の課題は原則として本人が解決しなければなりません。アドラー心理学では「これは誰の課題か」といういい方をします。誰の課題かは最終的に誰が責任を引き受けなければならないかを考えれば分かります。あるいは、ある選択の結末を誰が最終的に引き受けるかのかを考えれば分かります。

たとえば勉強は誰の課題かといえば子どもの課題です。勉強が子どもの課題であるとすれば、いきなり「勉強しなさい」と親がいうことは、子どもの課題に踏み込んだことになり、子どもとの衝突は避けることはできません。他方、子どもが勉強をしないことが気になるとすればそれは親の課題です。

《中略》

頼まれもしないのにこちらが勝手に判断して、相手は助けを必要としているであろうと考えて手出し口出しをしないということです。

アドラー心理学入門』岸見一郎(著)p.74

頼まれもしないのに、勝手に判断してという表現としては、お世話好きの方にとっては、耳が痛い話ではないかと思います。

頼んでもいないのに、先回りをしていろいろと準備をしたり、やってあげたりなど、それがサービスであれば、ありがたいし、価値があるものですが、これが子育てになってしまうと、子どもの成長に関わってきてしまうということになります。

また、やらないといけないと分かっていて、ストレスがかかっている時に、追い討ちをかけるように親から「やりなさい」と言われたら、もうストレス過多となり、やる気がなくなってしまう可能性があります。

分かっていて、追い込まれないとできないタイプであれば、見守るしかないと思いますが、宿題をやろうともしない、いつも宿題をしない場合には、宿題をしない理由を聞いたり、宿題を出されている理由を一緒に考えたり、宿題の意図を一緒に考えたりすることで、何かに気付くことができるかもしれませんし、考えがまとまるかもしれません。

命令をするなど、叱るようなことをすることによって、成長に影響するのならば、一度止めて様子を見るということも選択肢に含めていいのではないかと、個人的には思います。

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