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親子の権力争いが非行を促進させる

私の父は、子育てを失敗したと思っているのではないかと思います。こんなはずではなかったと落ち込み、親としては、取り返しがつかないことになり、この罪を背負い続けてしまうケースもあると思います。当の子どもとしては、ずっと落ち込んでいられるのは迷惑だなとも正直思ってしまいます。これを乗り越えるのは、親自身になりますし、父はこちらから優しくしても距離をとる方なので、見守るしかないとも思いますし、私自身が、しっかり自立をすることが、親孝行であるとも思って生きています。

それぞれの家庭のご事情があると思いますが、次のようなケースは、結構な家庭で当てはまるのではないかと思いましたので、ご紹介します。

子どもが大人と自分とどちらが正しいかはっきりさせてやろうではないかという権力争いを挑んできたときに、もしも大人が子どもたちに勝ってしまうと、もはや面と向かって反抗することはなくなり、表に出てこないで、たとえば非行に走るというような形で大人に対して復讐を始めることがあります。このようなとき相手役は腹が立つというより嫌な気持ちがすることになります。

さらに段階が進むといっさい自分に対しては期待しないでくれというアピールをし、相手役はこのときその子どものことを考えるだけで絶望的な気持ちになります。

アドラー心理学入門』岸見一郎(著)p.60

この子どもの気持ちが私には分かります。小学生低学年のときに適当に描いた絵が先生に見つかり、これを学校の新聞の挿絵にさせて欲しいということになり、新聞に載ったのですが、なぜか、これを家に持って帰りませんでした。ずっとお道具箱に入れておいて、それがバレて、先生から「なんで持って帰らないの?親が見たら喜ぶよ」と言われて、そんなことしなくていい!と思っていました。親から評価されたくないと思っていたんです。先生はこの行動を気にしていた様子が私には分かりました。

嬉しいはずなのに、素直に喜ぶことができない自分がいるのです。友だちと接する時も、父親がしているみたいに、私が正しいというような話方になっていました。こんな様子を見て、母からはいつも、「かわいくない」と言われていました。

先に書いてあるように、幼稚園、小学生の私に対して、いつも父親から「こんなことも知らないのか」と言われ、何を意見しても何も聞いてくれません。そのうち、言っても無駄だよなという感情になりました。私の話はこれくらいにしておきます。このアドラーさんの言っていることは、ドンピシャで私の小さい頃のケースを言っており、私が「評価されたくない。注目されたくない。」と思うようになったのはなんでなのかという原因が、これなのだとハっとしました。

私の意見としては、親も、子もどちらも悪くないと思うので、誰かのせいにするのではなく、お互いに幸せな気持ちで生きるための努力をするべきではないかと思います。

おそらく、私の父も、自分の父親から同じ仕打ちを受けたのではないかと思います。これが、子育てなのだと思っていたのだと思います。父を責めても何も始まりません。もし、私と同じような目に合っている方がいましたら、どうか、親を許してあげてください。父がやっていたことを止めない母も、許してあげてください。私は許すことで、かなり気持ちが楽になりました。しかも、小学生のときに、この許すことができていたので、自己肯定感が早いうちから身につけることができたラッキーなタイプです。子育てに正解はありませんが、私は、今幸せに生きられるので、悪いことしたとも思わないで今を生きて欲しいと、切に願います。悪かったと言われても、困るだけですし、誤って欲しいワケではないです。

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