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  1. 心理学

上から指図されると、対等になりたい思いから反抗する行動に出る

親の言うことを聞いてくれない、言うと逆のことをするお子様は、次のようなことが原因であるとアドラーさんは言っています。

靴を履いたままテーブルに上ったり、いつも汚くして走り回る子どもがいます。母親が本を読みたいと思っても、電気をつけたり消したりして遊びます。親が自分たちの時間を過ごそうと思ったら叫び声をあげます。望むものが手に入らなければかんしゃくを起こします。親は一日中かかりっきりにならないわけにいかず一日が終わるとぐったりします。

アドラーはこのような子どもは闘いたいのだ、といっています。まわりの人の注意を引き、注目の中心に立たなければ気がすまないのです(『学校における個人心理学』※英文省略『個人心理学講義』181〜4頁)。

アドラー心理学入門』岸見一郎(著)p.52

この頃の記憶があればいいのですが、私は全然覚えていません。アドラーさんが思う、この時の子どもの気持ちは、親や、まわりの大人と肩を並べて、対等になりたいから、背伸びをしている行為になるのだそうです。

知識も経験も、身体も小さいので、大人が上から指図されるだけの環境に不満を抱き、悔しいという気持ちがあるのだと思います。その悔しい気持ち、不満の気持ちが反抗(親、大人が嫌がる行為)につながっているのだというのです。

もちろん、親としての役割は、社会のルールを教える必要があります。生きていく上での教育を各家庭で行うため、それぞれの家庭で教え方も違うと思います。家事に加えて、仕事もしていると、お子様のお願いを聞いている暇や、余裕がなく、夫も家事を手伝ってくれないし、子どもと接するときには疲れているため、ちゃんと向き合うことができない事情があるのではないかと思います。

お子様に対して、ちょっと待ってね。後でね。の言葉が多く、気が付くと1日のほんのわずかな時間しか、子どもと接する時間がないご家庭は多いと思います。だって、仕事しないと生活できないし、子どもを大学に行かせてあげられない。子どものためなのに、その時の子ども自身は満たされないので反抗しているという、悪循環で、ストレスしかたまらない生活ではないでしょうか。

ご自身のための時間を作ることで、気持ちに余裕が出てくると思うのですが、その時間を作るのは、簡単にはできないのが現実だと思います。

例えばですが、家事をお子様と一緒にすることで、一緒に過ごす時間にもなりますし、お子様にとっても生きるための知識、経験もつくことができます。

指図のような言い方をどうしてもしてしまう方には、お子様は、はじめてのことばかりなので、できなくて当たり前ですし、理解できない、分からなくて当然と思ったら、指図するような言い方ではなく、分かるように説明しないとダメだと思ってもらえるのではないかと思います。

何も理由なく反抗しているワケではないので、少しの意識が変わることで、ストレスが少し軽減されるのではないかと思っています。

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