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  1. 教育

選択肢が兵士しかない子どもたち

発展途上国の子どもたちが、学校にいかない、いけない理由の中に、戦争、紛争という背景も多く関わっているのが『教育格差』では学ぶことができます。

世界には18歳未満の「子ども兵士」が2001年時点で、約30万人存在し、6歳の子どももいるそうです。

子どもが兵士になる理由は、大きくふたつにわけられます。ひとつは、誘拐されたり脅迫されたりして、強制的に兵士にされてしまう場合です。

《中略》

もうひとつは、親や兄弟が殺された子どもが、みずから志願して兵士になる場合です。

紛争地域にそだった子どもたちは、暴力や殺人、銃の発射音を身近に見て聞いています。そうした子どもたちにとって、兵士になることはふつうになってしまっています。家もなく学校もない子どもたちにとっては、軍隊しか自分の居場所がないと考える場合も多いのです。

《中略》

あぶない場所で偵察したりといった危険な仕事をさせるのに都合がいいのです。危険な仕事で死んでも、またさらってきて少年兵にすればいいと考えられています。つまり、軍隊にとって少年兵士は、どんどんつかっていってもよいもの(消耗品)と考えられているのです。

シリーズ格差を考える〈2〉教育格差 p.11

今の日本では考えられません。戦国時代であっても、子どもを武士、侍にすることはなかったと思います。道徳的な面で考えても、子どもの将来を考えられていないという面でも、これも教育格差の問題なのではないかと考えられます。

途中で「家もなく学校もなく」という文言があるので、この紛争の地域では、学校なんてやっている場合ではないという状況なのだと思います。また、学校なんてやっていたら、誘拐されてしまう危険があります。

子どもにとっては、必死で見つけた生きる場所、居場所なのだと思うと、悲しくなります。利用されていると思っていても、そこで生き残ることでしか生きていけない世界が存在していることを知ったら、日本はなんて幸せな国なんだと思えてきます。

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