犯罪心理学・社会心理学・教育・文化・インテリア・ビジネス

  1. 健康

うつの人は失敗の原因を自分のせいにし、成功は自分の実力ではないと考える傾向

自身にとって都合の悪いことがおきると、人のせいにする方がまわりに1人はいませんでしょうか。それとも、ご自身が当てはまりますでしょうか。

実は、うつ病の観点から考えると、その方は通常の精神状態であるという考えることができます。

誰かのせいにすると「人のせいにして!」と思い、自分のせいにすると「そんなことないよ!抱え込まないで!」と声かけが変わります。曖昧な返事ができない、また考え方ができない方からすると、「どっちなの?」と正解が分からず、これでも、うつ状態になってしまうかもしれません。

このうつ状態の考え方の詳細は次の通りです。

帰属治療は、うつ状態を治療するための、さらに新しい認知的な方法だ。人は周りで起きた出来事の原因を探り、それを何かのせいにする(帰属させる)もので、そこからこの名前がつけられた。たいていの人には、帰属の仕方に利己的な偏りがある。普通、成功したことは内的な要因に、失敗したことは外的な要因に原因を求めがちだ。ところが、うつ状態のクライエントの場合には、それが逆になる。つまり、失敗を自分の内的な原因のせいにし、成功を自分のコントロールの及ばない外的な原因による、と思ってしまうのだ。

《吹き出し》帰属療法のセラピストは、クライエントがこのような考えの悪循環を破る手助けをするのです。

『マンガ サイコセラピー入門―心理療法の全体像が見える 』ナイジェル・C.ベンソン(著),清水佳苗(監訳),大前泰彦(監訳) p.104

答えは人それぞれだと思いますが、失敗も成功も、1人の力ではないということが分かれば、気が楽にならないでしょうか。どちらも、人のせいでもなく、自分だけの責任でもないのは、事実として受け止め、その中の1人として自分がいたのだ、と考えることができるのではないでしょうか。

失敗しても成功しても、事実を受け止める必要があるのは、変わりありません。

何かを成し遂げた際に、「1人でやった」と言い張る人の精神状態も、健康ではないと個人的には思います。

健康の最近記事

  1. 笑いで力み、その後、力が抜けてリラックス状態になるのが、笑いによるセラピー効果

  2. うつの人は失敗の原因を自分のせいにし、成功は自分の実力ではないと考える傾向

  3. 自分にはできないと思い込んでいる

  4. 夜長を楽しむアイスランド人

  5. いい思いをしたらバチが当たる神話

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP