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認識のすれ違いを少なくすることで、子どもの将来が安泰になる

自分のことを、いちばん分かって欲しい、いちばんの理解者でいて欲しいと思う人物の多くは、圧倒的に母親になるそうです。

シングルマザーが十分に子どもと向き合っている場合には、不仲な夫婦に比べて、非行になる率が少ないことが分かっているほど、母親と子どもの絆は、今後のその子の将来に大いに関わっているということは確かなようです(シングルマザーが十分に子どもに向き合えない方が非行になる確率は高いことも分かっています)。

SNSなどで、自分の良き理解者を探している方は、もしかしたら、母親との信頼関係が十分に形成されていないのかもしれないとさえ考えてしまいます。

母親と、子どものすれ違いの部分で、リアルな内容が載っていたので、ご紹介します。

「あなたにはがっかりした。小学校の頃は算数も得意だったから、将来は医者や薬剤師になれると思ったのに。ウチの家系はみんな理科系もできるのよ。私は栄養学科を卒業したけど、本当は医学部にも行ける成績だった。まったく誰に似たのかしら…」

彼女は母親が自分の味方になってくれないどころか、避難を始めたので強いショックを受けたという。

「わかってもらいたい」という病 (廣済堂新書) 香山リカ p.42

この彼女は、母親にわかってもらえてなかったという悲しさによって、胸がつぶれそうになったのだそうです。これは、誰だって同じ思いになるのではないでしょうか。このことがきっかけで、時折、動悸がしているのだそうです。これはトラウマという現象かもしれません。

すれ違っていると分かれば、すれ違いを合わせていくことができるかもしれませんが、おそらく、このすれ違いにすら気付いていないということが、大きな問題なのかもしれません。

この母親の立場にある人は、子どものことに対して、「娘の気持ちはわかります。女どうしですから」とか「私が娘のいちばんの理解者です」と口にすることが多いのだそうです。息子の場合には、もっとすれ違いが生まれてしまいやすくなる可能性があるかもしれません。

母親は、娘を理解していると思っていて、娘は母親にわかってもらえないと思っているのが、もしかしたら多くのご家庭にも当てはまるのかもしれません。

信頼関係は、家族だから無条件にあるはずと思わず、信頼の絆を強くするために、確かめ合うことが日々の生活に必要なことではないかと思いました。言ってくれればいいのにと思われるかもしれませんが、話やすい環境を作るのは、大人の役目であるとも思います。

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