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  1. 心理学

フロイトさんによる精神分析の考え(葛藤・抵抗・トラウマ)

サイコセラピーについて書かれた本に出会ってしまったので、読んでみました。サイコセラピーとは、心理療法のことで、心の治療になります。

このサイコセラピーの始まりは、ジークムント・フロイト(1856〜1939)さんの精神分析を行ったことからだそうです。

この精神分析について、フロイトさんの考えは次の通りです。

精神分析の目的は、患者の精神障害の原因となっている無意識内での葛藤を明らかにすることだ。

《吹き出し》精神分析のねらいは、「心の腫れ物」のうみを出し切って…無意識を意識化することである。

《吹き出し》自分の行動には、こんな理由があるのだ、ということをいったん理解すれば、葛藤をなくすことができるのよ。

『マンガ サイコセラピー入門―心理療法の全体像が見える 』ナイジェル・C.ベンソン(著),清水佳苗(監訳),大前泰彦(監訳) p.58

自分のことは、自分がいちばんよく分かっていると言う人がいますが、気づいていない場合もあったりします。変わりたいのに、何かの葛藤があって変われない時など、その葛藤の部分を明らかにすることで、問題がハッキリし、その問題を解決することで、変わりたい自分に変わることができるというワケだと考えられます。

《吹き出し》精神分析家は、特に、患者が抵抗を示さないかどうかに注意を払います。抵抗とは、たとえば、ある事柄について話すのを渋ったり、わざと話題を変えたり、冗談でごまかしたりすることなどです。

抵抗とは、「苦痛を伴う考えが意識化されているのを妨げようとする現象」で、それは、問題の核心に近づいていることを示す重要な手がかりになる、とフロイトを信じた。

『マンガ サイコセラピー入門―心理療法の全体像が見える 』ナイジェル・C.ベンソン(著),清水佳苗(監訳),大前泰彦(監訳) p.61

隠したいことに対して触れると、誰だって嫌です。でもそれがご自身にとって重要なことであれば、向き合わなければなりません。その隠したいことが、ご自身で分かっていればいいのですが、自覚症状がないこともあります。自己防衛のために苦痛から逃れるのは普通のことだと思うので、カウンセラーと一緒にゆっくり時間をかけて向き合う必要があるということだと思います。

心に外傷(トラウマ)を与えた考えや出来事の記憶は、多くの場合、トラウマを取り巻く複雑な問題によって重複決定されているからだ。したがって、葛藤のあらゆる局面を繰り返し徹底的に操作(ワーキング・スルー)することが、患者の心を作り直す再教育の手段として必要になる。

《吹き出し》精神分析の目標は、患者の人格を根底からしっかりとたて直し…現実的な方法で問題に対処できるようにすることだ。

『マンガ サイコセラピー入門―心理療法の全体像が見える 』ナイジェル・C.ベンソン(著),清水佳苗(監訳),大前泰彦(監訳) p.66

幼少期のころに形成されるべき人格がなされなかった場合、セラピーを通して、その形成されるべきだった人格をたて直すことが、サイコセラピーの役目でもあると言えると思われます。

日本では、セラピーへのしきりが高いので、コトが大きくなってからでなければセラピーにはいきません。コトがない時からセラピーに行くことで、自分と向き合う機会にもなり、問題となる火種があった場合、早期発見することもできます。

もしセラピーが、保険適用で通いやすく、定期的に行えるのであれば、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人、主婦、結婚前、結婚後、50代、60代と、情報は受け継がれて、変化に気づきやすく、対処が早くなり、ご家族とも連携も取りやすいのではないかと思います。例えば思春期の場合には、両親に話せないことも話すことができ、デリケートな問題が多くなるので、セラピーと学校との連携、そこから家庭との連携ができれば、直接的な声かけをしなくても済むので、本人のためにもなると考えられます。

なんとか、セラピーが一般化できないかと、個人的には思っています。私自身は、セラピーらしいものを受けたことがないのですが、友人の話を聞いていたり、犯罪のことを調べていたりすると、この方法もひとつの手ではないかと思っています。正しい考えなんて、この世にはないかもしれないと思いますが、ひとつのアイディアとして、考えています。賛成してくれる自治体、地域があれば、みなさまの繋ぎ役として動きたいと考えています。

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