好きなことで生きていくためには、自分が何が好きなのかを自分自身で理解しなければならないと思います。
自分が何が好きなのかを見つけるためには、集中して向き合うために、まとまった時間が必要になります。集中できない場合には、環境設定であったり、現在自分に降りかかっている問題などがあれば、それを片付けてからになるのではないかと思います。
部屋に例えるなら、作業をするための作業場を用意するのに、部屋の整理をするというのがこれに当てはまるかもしれません。
ライフワークを世に広めたいとお考えの本田健さんは、以下のように問題提起しています。
人生が混乱している人も、同じようにライフワークを生きることができません。たとえば、あなたがなにか新しいことをやろうとしたら、まわりはいろんなことを言うでしょう。それにいちいち動揺していたら、なにもできません。人生が混乱している人は、まわりが言う無責任な一言一言を受け取り、簡単に影響されてしまうのです。心を静かにして、一つひとつ混乱を整理していくことが必要です。
自分がやりたいこと、やりたくないことなどがすっきり整理されていなければ、前に進むことができません。
『「ライフワーク」で豊かに生きる』本田健 p.107
好きなことは、まわりから批判されたとしても、好きなことには変わりないことだと思うので、そのこと自体は揺るぎない事実であるということではないかと思います。それに対しては自信を持っていいのではないかと思います。
もしくは、動揺するということは、好きなことではないのかもしれないという考えもあります。動揺した場合には、その時の気持ちと向き合って、どうして動揺したのかを洗い出していくことで、より自分自信の理解を深めることができるのではないかとも思っています。