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いい思いをしたらバチが当たる神話

日本昔話などで、自分の利益だけを考えて行動をすると、後でなんらかの形でバチが当たるというオチが多いことから、「自分がいい思いをしたらいけないんだ」と刷り込まれているのが、日本ではないかと思います。

現代の子どもは、昔話など見ないのかもしれませんが、絵本などでは、昔話が読まれる習慣も保育園にはあると思うので、今でも少しはこの傾向があるのではないかと思います。

この刷り込み行為がダメということではなく、どうしてダメなのかを、その時に考えるだけではなく、大人になっても考えた方がいいのではないかと思われます。大人になっても、反射的に、ダメなんなという固定概念が出てきてしまう恐れがあると思っています。

昔話だけではなく、親からも以下のようなことを言われたことはないでしょうか。

多くの日本人は、小さいころから、「自分のことだけ考えちゃダメよ」とか、「人さまに迷惑になるようなことはしちゃいけません」などと聞かされて育ってきました。そのうえ、「仕事はきびしいものだ」「好きなことでメシが食えたら世話はない」「もっと地に足のついた生き方をしろ」という考え方が根づいています。

仕事観とか、人生観が「楽しいこと、好きなことをやって生きる=無責任」というものであれば、ライフワークに行き着けないのは当然です。

『「ライフワーク」で豊かに生きる』本田健 p.100

間違ってはいないと思いますが、解釈を間違えてしまうと、その人はどうやって幸せになればいいのかと心配になります。親は、幸せになって欲しいと言いながら、幸せになってはいけないと矛盾のあることを言っていることになります。

子どものころに勘違いをして生きた末に、そのことに対しての恨みや、憎悪というものが芽生えてしまう可能性もあります。決して騙そうと思っているワケではないことを理解するには、ご両親との信頼関係が必要になりますが、その話については、ここでは触れないことにします。

全ての人間が幸せになる、幸せを追求する権利があります。人にとって幸せは異なりますが、日本人の多くの人が幸せな気持ちで生きられない理由として「自分の好きなことをやって、生きていいと考えられていない」ことなのだそうです。

「自分だけいい思いをしてはいけない」ことの解釈としては、家族や友人に対して、不利益になるようなことをしてはいけないということで認識ができればいいなと思っています。人間誰しも、自分だけが幸せであると、まわりの人に申し訳ない気持ちになる方もいらっしゃいますし、まわりの人が不幸である場合には、本当の意味での幸せが訪れるのかどうかと言ったら、難しいところがあるのではないかと思います。そんなことを思っていなくても、なんとなく、同じ空間にはいれないのではないかと思います。

本当の幸せの考え方としては、自分が好きなことをして、それがまわりの人にとっても幸せになることであると思います。

なので、自分が好きなことをして、まわりのひとが不幸せになることであれば、考えなければならないと思いますが、不幸せの種類が妬みや嫉みであれば、話は変わってきます。状況にもよると思いますが、無視するのではなく、受け止めながら見守ることしかできないのではないかと思います。

この解釈の違いって大事な教育ではないかと、個人的には思います。いろいろなケースを挙げて、考えていく機会がつくれたら、素晴らしい時間になるのではないかと思いました。

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