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マイティ・ソーは、アイスランドのエッダに登場する神で、花嫁になっていた

アメリカのヒーロー系を、スパイダーマン、バットマンぐらいしか知らないのですが、ヒーローの中に、小さなハンマーを持って戦っている人をCMで見かけたことがあるのですが、おそらくこの人の元になる物語が、アイスランドのエッダ(日本の古事記みたいなものだと思います)から来ているようで、この内容を描いた絵本があったので、ご紹介します。

たたかいの神 ソールが目ざめてみると

たいせつなたからのハンマー ミョルニルがみあたらぬ。

〈中略 あとがきにて〉

ソール神の槌ミョルニルは巨人撲滅に欠かせぬ武器で、神々第一の宝なのです。相手に投げつけるといつもブーメランのようにまたソールの手に飛んで返ってきます。力、権力の象徴ともいえる槌ですが、この絵本のように結婚を祝福するのに使われたり、また別の場面では葬いの火を浄めるのに用いられます。さらには食物にされた山羊の骨を浄めて生き返らすこともします。そもそもは、おそらく生命をもたらす力、神聖視された火の象徴だったのではないでしょうか。その証拠に、雷神として恵みの雨をもたらすソールは農民の神として大層人気があったのです。

『はなよめになった神さま アイスランド・エッダより』シーグルズル・ブリニョウルフソン絵 すがわら くにしろ訳

ちょっと調べましたら、「マイティ・ソー」が、かなりカブる内容ではないかと思いました。マイティ・ソーのモデルになっているのは、ソールではなく、 Wikipediaでは、トールとなっていました。発音の違いもあると思いましたが、雷神とも書かれていたので、同一人物ではないかと思います。武器も一緒ですし、絵本には、弟かどうか分かりませんが、ロキも出てきます。絵本には、鳥になれる羽衣を持っている女神のフレイヤが存在します。

エッダの世界では、神と巨人との居住区が別れており、同じ世界を共存をしているようでした。巨人が悪さをすると神に叱られるというような、そんな関係性ではないかと感じています。エッダ(サダと呼ばれるものもあります)を読んだことがないので、正確には分かっておりません。

この花嫁になった神様というのは、ハンマーを持っている男性の神様ソールが、巨人に盗まれてしまったハンマーを取り返すために、花嫁になるという、シンプルな話なのですが、前提となる神と巨人の関係性がないと、子どもがスッと理解できるかは分かりません。でも、とてもファンタジーな世界観でした。人間は出てきません。でも神も巨人も人間の体をしています。

神の力が強いということが、思い知らされるのと、巨人は神の力を手に入れたかったのかなと、いろいろ考えさせられる内容ではありました。エッダが読みたくなる1冊でした。

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