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人は死に対しての本能はあるのか

誰もが「死」について一度は考えたことがあると思います。宗教的な価値観があるので、良い、悪い、正解、不正解がない世界ではないかと思います。この「死」について、殺害をしてしまった方が、「死」に対して、どのように考えているのかを聞いた貴重な内容があったので、ご紹介します。

(死の本能はあると思うか?)

「あくまでは俺の考えであって、他の人にあるかどうかは分からないですけど、性の本能も死の本能もありますね。両方ともありますね。エロスとカナトスでしたっけ。あくまでも、俺個人の考えでは〈中略〉。人間の生命力っていうかエネルギーが、どうしても余るんですよね。生存が楽になると、どうしても生命力が余るんですよ。そうすると、その生命力が行き場をなくすんだと思うんですよ。その余った生命力が、まずセ○○スの方に雪崩れ込む。そして、行き場をなくした生命力が何か混乱させる、と俺は思います。〈中略〉」

『犯罪心理学を学ぶための精神鑑定事例集』p.39

子どもを見ていて思いますが、エネルギーが有り余っていて、雨の日などで、外に出れないと、そのエネルギーの生き場所がなくなって、泣いてしまったり、物を壊してしまったり、イライラしているように肌で感じたことがあります。

全力でエネルギーを放出して、疲れて寝る。お腹が空いてご飯を食べる。その繰り返しではないかと思います。大人になると、この生命力がなくなったワケではなく、放出することを続けないと、世間一般でいうストレスが溜まっているということなのではないかとも解釈できます。

男性は、何秒に1回は、セ○○スのことを考えていて、このストレスが放出されないと、何とかして放出したいと思った先が、犯罪行為になってしまったということではないかと解釈することもできます。

この行き場をなくした生命力が、死につながってくるというのではないかという話だと解釈すると、死に対しての本能というよりは、生命の個として向き合うとき、死について意識せざるを得ないということではないかと思いました。

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