犯罪心理学・社会心理学・教育・文化・インテリア・ビジネス

  1. 心理学

自尊心を守るために、行動の前に保険をかけている

試験直前や、前日に「勉強してない」と言ってくる友だちはいませんでしたでしょうか。もしくは、言っていた方でしょうか。これは、試験後に自分が傷付かないための保険をかけている行為なのだそうです。しかも名前がついています。

他者を利用するばかりではなく、自分自身を不利な状況にして、自尊心を保とうとすることもある。たとえば、試験当日に「ぜんぜん勉強してないんだよね」と言い訳したり、わざと前日に遊びに行ってしまったりすることがある。これをセルフ・ハンディキャッピングという。

『カラー版徹底図鑑 社会心理学』新星出版社(p.104)

出てしまった結果が、自身の能力のせいではないと言えるように、結果が出る前に、わざと不利な状況になるように追い込むことで、結果が成功すれば、不利な状況の中でも、結果を出すことができたことの評価が上がり、保険をかけることによって、どちらの結果になっても自尊心を高めることができるという心理状態なのだそうです。

そう考えると、「あの人、言い訳してぇ」と思っていた感情が、「あぁ自分を守っているんだな」に変化して、むしろ、この保険をかけていない場合のその人が、立ち直れなかった時の姿を見る方が辛いと思うように変化するのではないかと思います。この保険は、周りのみんなのためにもなるのではと考えることもできます。

この自尊心が低い人は、劣等感を抱きやすい傾向があるそうで、他者から安易に説得されやすくなり、逆に自尊心が高すぎると、人を見栄っ張りにしてしまうのだそうです。自尊心は低すぎても、高すぎてもバランスが悪いということがよく分かります。

ここで個人的に、自尊心という言葉と、自己肯定感は似ていると思い、違いがはっきりと分からないので、以下に載せました。

自尊心とは、心理学的には自己に対して一般化された肯定的な態度である。英語のままセルフ・エスティームとも呼ばれる。 ここでは社会心理学における自己の概念に関して、育み維持される自己評価や、あるいは「ありのままの自己を尊重し受け入れる」態度とする(Wikipediaより)。

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である(Wikipediaより)。

2つは似ていますが、字の通り、自分を尊重するか、自分の存在を肯定するか、という意味であるようで、覚えやすい違いがあることが分かりました。

心理学の最近記事

  1. 子ども部屋があることで、引きこもりになる?

  2. 子ども部屋って必要?

  3. 人は信頼できるかを目で確認したい

  4. 叱る、怒るは、相手を見下し、話合うことを放棄した行動である

  5. ブレーキをかけすぎることで、可能性にブレーキをかけている

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP