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微妙な表情を読み取るには、ある程度の社会経験、文化の理解が必要

顔は笑いながら、発している言葉は怒っている竹中直人さんを見た子どもは、どんな風に気持ちを受け止めるのでしょうか。あの姿を見て、怒っているのか、笑っているのか、どちらでもないと思うのか、あの姿を理解するには、ある程度の社会経験が必要であると考えられます。

外国人の方とコミュニケーションをとったとき、言葉は全然分からなくても、表情や身振りなどを見て、なんとなく言っていることを理解できた経験はありませんでしょうか。コミュニケーションを図るときに、うまく伝えなけれるかどうかガチガチに構えてしまう方もいると思いますが、言葉を用いらなくても、人とのコミュニケーションが可能ということが分かっていると、肩の力が抜けて、自然体でコミュニケーションを図れるのではないかと思っています。

この言葉を用いらないコミュニケーションを、次のように呼ばれています。

ノンバーバル・コミュニケーション 言語を用いないコミュニケーションのこと。身振り、手振りや表現、声の抑揚による意図・感情の伝達、触れる、距離をとるといった動作など。

『カラー版徹底図鑑 社会心理学』新星出版社(p.104)

言葉と、表情が一致している場合には、ストレートに認識しやすい状況であると思いますが、微妙な表情で、言葉が発せられると、違和感を覚えたり、どのような感情なのかを読み取ることが難しくなってきます。

この微妙な表情などは、その国の文化や、社会的に規定されている要素が大きく作用される場合が多く、相互の国で不一致が見られるのだそうです。また公的な場面では、日本人はアメリカ人よりも嫌悪の表情を抑える国民性があるのだそうです(中村真1991より)。

相手を傷付けないように、印象よくして嫌われないように、嫌悪感があると木でも、ストレートな表情や表現を抑えるのが、日本の文化とされているのは、面白いデータではないかと思いました。嫌悪感があるのに、表情に出さないということは、アメリカ人は日本人の気持ちを理解するのは難しいのかもしれません。

竹中直人さん、外国人とのコミュニケーションの中で、その方の「微妙な表情」の真意を読み取るためには、文化的な理解もさることながら、社会的背景を考慮する必要があるようです。これらを読み取るスキルは、観察者が社会的にどれくらい発達・成熟しているかに関わっていることは間違いないと考えられます。

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