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仕事したいけど、普通に会社に勤めてもいいことは何もない。だったら、自分の興味があることを仕事にしたほうがいいってこと

公務員になる!と子どもが言うと、親が喜んでいるシーンをドラマなどで見たことがあります。安定した職業に就いてくれれば、食いっぱぐれることはありません。子どもの幸せのためを思うが故の心情ではないかと思います。

個人的な意見としては、人それぞれ、向き不向きがありますので、その職業が合っている合っていないで選び、その結果、生活ができていることが幸せなことなのではないかと思っています。

男性であれば、間をあけることなく、キャリアを重ねることができますが、女性であれば、キャリアを築きたくても、出産のタイミングで、築けないというのが実情です。現在社会では、改善しようとしていますが、現場では、まだまだ働きずらいのが実情です。ジェンダー差別の問題は先進国では、日本は圧倒的に対応が出来ていないのは事実ですが、子育てをしながら仕事の両立については、日本だけではなく、アメリカも同じような状況であることがわかったのでご紹介します。

一九六〇年代のフェミニズム運動のおかげで、女性は一生懸命働けば、会社で出世できると思った。だから、わたしたちの母親は外に働きに出たの。でも、現実はぜんぜんちがった。産休はこれだけしかないの?これじゃあ仕事をしながら、子育てするなんて無理、と思い知らされた。仕事と家庭のバランスなんてあったもんじゃない。だから、やっぱり仕事を辞めて、桃の瓶詰めを作るわ、と言いだすの

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

不況と就職難のせいで、フルタイムの仕事に就こうとがんばるのも、出世を目指して必死に働くのも、むなしいと感じる女性が増えたのだ。昔とちがって、会社に入ってもやりがいのある仕事は任せてもらえない。となれば、手作りのものを売るなど、自分で商売をはじめたほうがいいと考えるのも無理はない。

「女性はやっと気づいたの。仕事はしたいけど、普通に会社に勤めていてもいいことは何もない。だったら、自分の興味があることを仕事にしたほうがいいって。もちろん、それは一○年前みたいに大きな会社を立ち上げるとか、そういう意味じゃないけど」

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

女性は家事をして、男性は仕事をするというジェンダー差別は、どの国でも存在しているようで、女性も社会から認められ、男性と同等に仕事をしたいと思い、運動直後であれば、もしかしたら出世ができたのかもしれませんが、今では、仕事を任せてもらえず、むなしさを感じてしまうというのは、雇う側としては、子どもの体調によって不定期に帰らなければならなかったり、時短で勤めなければならなかったりするので、長期的に、大きな仕事をを任せられるかと言ったら、仕事の種類によりますが、難しいことではないかと、想像することはできます。

女性としては、結婚をした後も、やりがいのある社会の仕事をしたいというのは、誰でも思うことではないかと思います。ですが、どんなに働いたとしても、やりがいのある仕事を任されないとしたら、やりたいことで生きていこうという女性の方がアメリカでは増えたのだそうです。YouTuberのCMでも、やりたいことで生きていくというコピーでやっていたのを思い出します。

毎日、子どもと一緒に家で過ごして、週に終時間だけ出版社の仕事を請け負っている。車で通勤することもないから、ガソリンは使わない。食事はできるだけ手作りだ。丹精込めて育てた野菜と、物々交換で手に入れたハチミツや卵で料理するようにしている。洗剤も合成洗剤は買わずに、自分で作っている。その証拠に洗濯機の上には、手作り石鹸と一緒に使う一○○パーセント天然成分の洗浄強化剤が置いてあった。冬でもエアコンの設定温度は一○度で(寒っ!)、洗濯物は外に干し、カーテンが破れても捨てずに縫う。そんなふうに環境に配慮しながら、節約生活をしている。何しろ、夫の給料だけで暮らしていかなければならないのだ。

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

女性が職場に幻想を抱かなくなったことと、専業主婦のイメージが変わったことは密接につながっている。二一世紀の家庭作りを引っぱっているのは専業主婦のママだ。不満だらけの会社で働く気はないけど、以前の主婦みたいに昼メロを見て、カーテンにアイロンをかけて一日が終わるぐらいなら、死んだほうがましと考えている女性たちだ。彼女たちは生まれ変わった専業主婦で、しかたなく家事をしているわけではない。ハウスワイフ2.0は、環境を守る戦士で、つねに子どもと一緒にいて熱心に子育てをする母親で、無数のファンがいるブロガーで、自然食品の生産者なのだ。

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

このやりたいことと言うのは、人それぞれ興味のあることをSNSでアップしているようで、注目されたら、それで商売をするような形だそうです。暮らしを充実させる運動が共通しています。自分らしい暮らしの延長に、やりたいことを発信していくという流れのようです。この方は、出版社の仕事を数時間請け負っているというタイプなので、夫の仕事がなくなってしまったら、フルタイムで働くこともできるスタイルを取っているのかもしれません。

一九九四年には十五歳以下の子どもがいる母親の約二○パーセントが専業主婦だったが、二○○八年には四パーセントほど増えている。二○一二年に経済誌が行なった調査では、仕事を持つ母親の約八五パーセントが、家で子育てに専念したいと答えているというから驚きだ。

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

日本でも、このアンケートをして欲しいなと思うのですが、私の周りでは、仕事をしたくないという人は結構多い感触があります。個人的には、子どもがいたとしても、バリバリに働きたいと思うタイプなので、稀なタイプなのかもしれません。子育ても100%しながら、仕事もしたいと思うと、やっぱり企業した方がいいのではないかというのが、現状の答えです。

二○、三○代の男性も、お金と権力にはさほどこだわらず、仕事と家庭のバランスと大切にするようになった。“男子一生の仕事”なんてことばはもはや死語。会社を辞めて、移動販売車で飲食業をはじめようとか、裏庭で本格的に農業をしようと考える男性が、続々と現われた。芸能活動やバンド活動に専念したい、料理をしたい、交友関係を広げたいなど、自分がほんとうにしたいことをするために、アパートを引きはらって、仲間と一緒に節約生活をはじめる男性もいる。そんな生き方を、“怠け者の生き方”とか“ピーターパン・シンドローム”と批判する人もいる。でも、ほんとうにそうなのだろうか?これは、怠け者や大人になりたくない男性だけの現象?いや、そうは思えない。

『ハウスワイフ2.0』エミリー・マッチャー著、森嶋マリ訳(p.29、56、58、66、71)

日本だと、結婚のご挨拶に両親に会いに行くと、「バンドやってます」なんて言ったら、「いつまで夢を見ているんだ!」のような話の流れになり、娘はやらん!というエピソードを聞いたことがあります。

個人的には、やりたいことがない人とは一緒になれないので、親を全力で理詰めするタイプです。

ジェンダー差別は、女性だけではなく、男性も差別を受けているということを忘れてはならないと思います。男性はバリバリ働かなければならないというのも、女性が思うジェンダー差別だと思います。男性が女性を支えなければならないという考えも固定概念ではないかと思います。対等に、お互いで支え合う、生活は、やりたいことで生きていけないかと二人で考えるのが、これからの時代ではないかと思いました。

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