犯罪心理学・社会心理学・教育・文化・インテリア・ビジネス

コオロギも若いうちはオスをシビアに選んでいる

現在と未来の価値は一緒ではないということは、投資関係などでは、目先の利益ではなく、未来の利益として、よく考えられていますが、生物的な部分でも、同じような考えがあることが分かります。

コオロギでは、若いうちはシビアにオスの鳴き声を選ぶのですが、歳を取って残り寿命が少なくなってくると、シビアには選ばなくなっていくのです。現在、そういう観点からコオロギや小型の魚を使ってどうなっているのかを調べているところです。

生物にとって現在の価値と未来の価値は同じではない。

まさか、コオロギでさえ、人間と同じように、シビアに選んでいたのは驚きでした。人間でも、選り好みしすぎると、あっという間に30歳、40歳となってしまうので、選んでいる場合ではないという気持ちになっていきます。

生物的な部分で考えてみても、現在の価値と、未来の価値は異なるということは、ハッキリと理解することができます。

また、この選り好みをされる前提として、生物として成熟してからとなります。

一般的に生物は子どものうちには死にやすく、十分成長した個体は死ににくくなります。若い個体にとって、直近の未来の割引率は大きくなり、遠い未来の割引率は小さくなるはずです。若いうちは死にやすいので、未来のことより今の利益が大事、しかし遠い未来まで生きていられればその後に生きている確率も高いので、少しでも利益が大きければ待ったほうが得になる確率が高いからです。

この成熟されていないくても、選り好みに入るのは、人間界だけかもしれません。未成熟であっても、候補に入ることがあるので、人間は生物的には不思議な生態なのかもしれません。

 

<参考文献>

面白くて眠れなくなる進化論』(p.192、193)(著者:長谷川英祐)

 

<関連記事>

男は女のためにお金を使い、女は男の気を惹かせるために自身のお金を使う

生きることは、進化し続けるということ

パートナーをあきらめることは人生の損失である

本の最近記事

  1. 親の影を肩代わりさせられて生きている子ども

  2. 被害を受けて加害者になった受刑者の声

  3. 再犯を繰り返す人は罪の意識が深まらない性質がある

  4. 成人の裁判所には、更生に向けての対応が必要であるかどうかを考えてくれる人がいない

  5. 世界で最も幸せな国のひとつ(だった)ブータンの価値観

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP