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話が平行線にならないコミュニケーションの取り方

会社の会議の席や、夫婦の会話の中で、ずっと結論が出ずに、どんなに話ても平行線のまま時間が過ぎてしまうという経験はありませんでしょうか。私個人的には夫婦間で、共働きなのに、家事を全然しない夫に対して、分担したいと言っても全然協力してくれないという話で平行線で、結論が出ないまま、7年が経過しております。

この問題は、話が平行線になっているということに対して気付けるかどうかにもかかっていると考えられます。気付きポイントとしては、結論が出ないというところで判断ができるのではないかと思います。

 

生きていくための必要な力として、コミュニケーション力に重点をおいているフィンランドの日本大使館で勤めていた北川氏によると、この平行線の話の解決方法は、結論となる意見(解釈)を述べるのではなく、根拠を述べなければならないと教えてくれています。

「根拠を聞かれて意見を答える」というトンチンカンなタイプは決して少なくありません。そんなタイプの人ほど、意見に意見を重ねていることに気づかず、大まじめな顔で「根拠のような意見」を述べてしまうのです。

 

平行線になってしまっている話の具体的な例としては、参考文献で紹介されている内容を途中割愛しながら参照いたします。

会議のテーマは「会社の売上げが落ち込んでいるが、どうすればいいか」です。この問題について、営業部は「商品が弱いから、売れないんだ」と主張し、開発部は「良い商品をつくっているのに、営業部がダメだから売れないんだ」と反論している状況です。(割愛)

ここで共通しているのは「会社の商品は売れていない」という事実です。(割愛)

大事なのは両者が「プロセス」、つまり「なぜ売上げが落ちたのか」についての解釈を相手に説明するべきです。(割愛)

「売上げが落ちた」という事実を基盤にして、なぜ商品力が弱い(あるいは、営業力が不足している)と思うのかを述べるわけです。

 

ここからが重要ですが、意見に意見を重ねてしまっている例です。

営業力が不足している理由として、開発部の人が「ライバル会社の営業マンはものすごくがんばっているのに、うちの営業には熱意が感じられない」などと言うのは最悪です。なぜ、最悪か分かるでしょうか。

この開発部の人は、根拠を言えと言われているのに、またしても意見(解釈)を述べているからです。

根拠のないことを重ねているだけなので、話に決着がつかないという、要するに時間の無駄という、現在の日本に、まだこのような非生産性の時間がまだ多く存在しているようであれば、今すぐにやめて、根拠となるデータを集めなければ、売上は上がることはないと考えられます。

 

もし、これが夫婦間であれば、根拠となる例を述べるということになります。夫婦間においては、攻撃をし合うような形になるのが多いような気がしますが、根拠を述べることになれば、感情的にもならず、ではどうしたらいいのかという話に持って行きやすいとも思われます。

根拠に対して、意見で返ってきた場合には、感情的にならず、「その根拠は?」と優しく伝えることが重要かもしれないと想像すると思います。それが実践できるかどうかは別の話ですが。

 

<参考文献>

フィンランド流「伝える力」が身につく本』(著書:北川達夫)p.61-62

 

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