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フランスで信頼関係が築けたバロメーターは「サロン」に招かれるかどうか

著者 吉村葉子の『フランス人お金を使わなくてもエレガントな理由』では、フランス人から見た日本人の価値観の違いについて、多く載っていますので、ご紹介します。

 

「サロン」には、二通りの意味があります。上述したセヴィニ夫人やジョルジュ・サンドが名士たちを招いて開いた「サロン」と、もうひとつ「サロン」には、アパートや家屋の応接間という意味もあるのです。いらした方に寛(くつろ)いでいただく応接間もまた、今や紛れもなく「サロン」。今でもフランスでは応接間や居間を「サロン」といいます。

食事を終え、テレビを観ながら一日の疲れを癒す場所が「サロン」なら、気のあった仲間を招いてのアフタヌーン・ティーをするのも「サロン」です。そして「サロン」に集う人たちのひとりひとりが、その家のマダムやムッシュ、ひいては子どもたちにとって大切な人というわけなのです。

そして家族が憩うそこでは、全員が守らなくてはならないエチケットがあります。夫が嫌いな人は入れない、妻の嫌がる人は入れないというぐあいに。家族の全員が信頼を寄せる人たちだけが、その家の「サロン」へ入室を許される。あたかもそこに人格が宿っているかのように、「サロン」はプライドの高い場所でもあるのです。(p.149-150)

 

フランスの言う「サロン」の場所は、日本では「リビング」が当てはまると思いますが、この場所に来る人は、信頼関係を築けている人でなければ、この場所にすらいれないということが、日本との違いではないかと思います。

おそらくは、心からゆっくりと寛ぐことができる場所ということは、ここで寛ぐ人間も、一緒にいて、精神的にも寛げる方でなければならないということだと思います。

ここから、フランスでは、リビングに招いてもらえるという行為は、信頼関係が築けたという認識になるので、友だちであっても、恋人であっても、その人と親しくなれたというバロメーターになるのではないかと思います。

このフランスの文化、習慣からすると、ホームステイなんてない?ということになるのでしょうか。ちょっと探してみます。

 

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