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一杯のコーヒーに求めるもの(コーヒーの価値)

ここからはじめる実践マーケティング入門』のp.240に、1999年での論文(どこの誰、どんな方法で?は分かりません)の紹介が載っていました。

お店でコーヒーを飲むときに、人がお金を払う価値についての調査です。

 

コーヒー豆そのものが持っている価値は、コーヒー1杯でおおよそたったの5セントぐらい。でも、良い品質だと認識すれば、もう少し多く払ってもいいと思いますよね。また、お店のサービスが良いと、さらに多く払ってもいいかなと思う。

そして、お店で過ごした時間が快適なものであれば、そこにも多くお金を支払う価値を感じます。

このように、この論文によれば人はコーヒーショップで過ごすとき、商品の品質よりむしろサービス、そして経験に対して価値を感じ、5ドル––––豆自体の価値である5セントの10倍もの金額を払うのです。

 

個人的な話ですが、どうしても、家ではなく、会社でもなく、環境を変えたいと思った際には、カフェに入ります。こういった目的ですと、コーヒーの味ではなく、落ち着いて集中できる環境を確保するためなので、なんなら、コーヒーを飲まなくてもいいくらいです。

そう思うほど、個人的には、味よりも何よりも、一緒に過ごす人がいる場合には、ゆっくりと話ができる場所であるかどうかが重要になります。これで、コーヒーの味が美味しかったら、最高という順番です(全部、個人的な意見です)。

 

なので、この論文の結果には、納得がありました。そして、みんなそうなんじゃないかとも思いました。

どこもかしこも美味しいコーヒーがあるのであれば、それはそれで、また差別化を、味だけではなくて、環境を提供しなければならないということになりそうなので、やっぱり、場の提供は、とても重要であるということは、ここからでも分かります。

 

<参考図書>

ここからはじめる実践マーケティング入門

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