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お前が悪い!とお子様に言っていませんか?

前回のつづきになります。

2001年『犯罪心理学研究 第39巻 特別号 発表論文集』発達と非行の中で、詳しい内容として、p.160『公開シンポジウム「発達と非行」ーわれわれが経度発達障害者から学ぶものー』小栗正幸(山口少年鑑別所)の中に興味深い内容がありましたので、ご紹介します。

 

本当は、この論文で紹介されている、事例も一緒に紹介したいのですが、事例までもここで紹介してしまうと、ほとんどの内容ここで紹介することになってしまうのでそれは、避けなければならないことであると思い、紹介を断念します。たいへんに参考になる内容となっていますので、参考にして欲しいと思っています(p.163)。

その事例から分かることは、その子のできないところを(帰り道が分からないとか、ロッカーの場所が分からなくなるとか、動作が鈍いこと(友だちと遊んでいても取り残されるほど)など)、個性として受け止めたとしても、そこに対して「お前が悪い!」と、責めてしまう教育は、誰のためにもならないということです。できることであれば、できているし、できないからこそ、子どもと一緒に、親がケアをしていかなければならなかったと思います。

親御さまの対応が的確であれば、子どもが犯罪者になることは極めて低かったと思います。

それでいて、その子が大きくなって、犯罪者になってしまったら、幼少期はどんな子だったんですか?と、先生に聞いたり、近所の人に聞いて回っているのを見ます。それが、田舎であれば(隣人の関係性が近い地域性)、ちょっと気になることであれば、「あいつは、おかしな子だった」的なこともあります。どうして一緒に見守れなかったのかと思います。

それを要求するのは、難しいことだと思います。

だからこそ、親御さまの意識、子どもを育てるということが、どういう意味なのかを、子どもを産んだ後のタイミングからでも理解を深め、分からなければ相談できる相手(それが専門家であれば尚いいと思っています)と、子どもにとっての最善の環境を用意していく必要があると思います。

子どもは授かりものですし、ただでさえ忙しいのに、いろいろと考えて育てるのは面倒とされるような気がしますが、子どもを責任もって育てるということは、そういうことだと、個人的には思います。

それが、子どものためであり、ご家族のことであるので、考えるべきであると、切実に思います。

 

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