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刑務所も育て直しの教育の場になるべき

前回の「非行と行為障害~医療少年院の現場から~」奥村雄介(関東医療少年院)と同じ内容の続きになります。

以前、少年院についてのことを書いたことがあるのですが、ここでも載っておりました。医療少年院について、かなり分かりやすく説明をしてくれているので、ご紹介します。

“医療少年院は専門的医療と矯正教育の双方を行う施設である。医療少年院の医療部門と教育部門は、裁判所の処遇勧告に基づいた収容期間を踏まえた上で、在院少年の男女の別、年齢差、非行の種類と程度、疾病の種類と程度などの個人差を考慮し、個々の必要性に応じた治療と教育の計画を共同で作成・実施している。収容期間は概ね1年間で、新入時教育・中間教育・出院時教育の三つの期間に分かれている。ただし、ケースによっては数年に及ぶこともある。治療・教育のターゲットとしては疾病性と非行性の二つのパラメーターがあるが、収容期間内に病気の治療が終結し、医療措置が不要となった少年は、さらなる矯正教育を受けるために一般少年院に送られる。

一方、段階的教育目標のすべて達成し、社会復帰できる程度に改善・更生の進んだ少年は家庭調整の上、退院(または仮退院)する。p.156”

何度も、刑務所のことで意見をしてしまって申し訳ないのですが、このプロセスを、成人になった方にも是非行って欲しいと切に思います。

高齢者が、捕まりたくて罪を犯す(孤独で、寂しくてということも聞いたことがあります。)ということをニュースで聞いたことがあります。刑務所であれば、ご飯を食べることができるなどの理由であると聞いたこともあります。

日本の刑務所は、閉鎖的で(たまにイベントがあるくらい)あるので、社会とのつながりが完全に絶たれます。おそらく、罪を受けるためであると思いますが、人間の心理的には、苦痛であることで、むしろ再犯の可能性を倍増させているのでは?と思うのです。

むしろ、少年院と同じように、罪を犯してしまった方々に、育て直しをするという教育の方が必要であると思います。

押さえつけたところで、反発があるだけであって、結局、内界は何も変わらないまま、また犯罪を犯すということになるのではないかと思っています。

社会で認めてくれなくて、罪を犯した(という表現をした)のだから、刑務所では、彼らの人格を認めてあげなければならない場所ではないかと思うのです。

実際には、どんなことが行われているのかなんて分かりません。

カウンセリングと、刑務所が同じような仕組みになれば、いいのではないかと個人的には思います。

結局、刑務所も、人生をやり直して社会に貢献できる人になって欲しいということであると思っています。心のケアを十分に時間をかけて行う必要があるのではないかと思っています。

 

<参考文献>

日本犯罪心理学研究会第39回大会 「非行と行為障害~医療少年院の現場から~」奥村雄介(関東医療少年院)

 

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