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影の重要性(後編)

『「光の家具」照明』では、著者の照明についての価値観がつづられています。その中で、個人的に参考になった意見があったので、ご紹介します。

前回の続きになりますが、別に満遍なく照明を当てて、ベッタリしてたっていいじゃない!と思われる方もいると思います。そのことについて答えが記されていました。

”「家」は生活の場である以上機能ももちろん大事だが、なんといっても世の中で一番落ちつく場所であるはず。それを満喫するためには部屋の中にケヤキの木を植えることはできないが、それに値するデコボコ感をつくり出す物が必要になってくる。

それが、家具だと思う。直線の多い四角い部屋の中では、家具が外の並木のようなデコボコの役割を果たしているのである。そう考えると家具は収納のためにつくられていながら、落ちつくための道具としての顔も持ち合わせているのだ。

そんな落ちつく適度なデコボコ感を、光で演出しているのがシェイド・ランプのような横からの照明なのである。p.98“

ここには書いていないのですが、確か「ホンマでっかTV」で、人間は自然界にないモノに囲まれると、ストレスを感じるということを聞いたことがあります。

このストレスは、じつは、常日頃から発生しており、家の中の内装のほとんどが、直線、直角で構成されており、自然界には、この直線となる存在がないので、ストレスを感じるのだそうです。

著者は、この感じを和らげることで、世の中で一番落ちつく場所をつくることができるとし、家具を置くということで、デコボコ感をつくり、そこに、デコボコを強調するために真上からの照明で、ベッタリではなく、横からの光の演出によって、より、このデコボコが強調され、目に入ってくるのは自然界を模したような空間であれば、自然と心も安らぎ、落ちつく空間になるというワケです。

そんな効果としても考えられるとなると、試してみる価値は十分にあると思いませんか。

 

<参考文献>

「光の家具」照明

 

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