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日本の照明専門店の在り方

「光の家具」照明』では、写真家の戸田嘉明(よしあき)さんと、照明についての対談をしています。その中で、戸田さんの感覚ではあるのですが、個人的に参考になった意見があったので、前回の続きになりますが、ご紹介します。

“店舗では全部の照明器具が点いている。そうするとそれぞれの器具の光が明る過ぎて、ひとつひとつがどういう光なのか想像がつかないんですよ。だから意外といいなと思うのは、照明専門ではない、インテリア・ショップなんかでときどきポツンと置いてあるような照明器具。p.83(北欧の明かりの話)”

この戸田さんの意見に大賛成です!

個人的にイメージしやすい空間つくりだなと思うのは、IKEAです。

行ったことがある方なら分かると思うのですが、照明だけ売っている場所もあるかもしれませんが、部屋の全インテリアをIKEAの商品でコーディネートをしているという空間です。

この世界観は、IKEAのホームページ(https://www.ikea.com/jp/ja/#)でも確認することができます。久しぶりにサイトを見てみると、少しリニューアルをしていました。

このサイトの中にある、「ショールーム」というところで、それぞれのシーン別で部屋のコーディネートを見ることができます。IKEAとしては、全てがIKEAブランドの商品なので、それぞれの商品を並べることで、相乗効果で、あれも、これも欲しい!コーディネートのアイディアで、全部欲しくなるという演出をしてくれています。

その中の、ひとつのインテリアとして、照明が存在しているというものです。実際の部屋のイメージができ、その中で照明の使い方、在り方を、そのまま購入することができるという具合です。

 

ですが、この引用文のように、日本の照明専門店ですと、照明しか並んでおらず、どんな光の強さなのか、まったく分からない。口頭で説明されても、照明の専門家ではないのだから、イメージすることができず、一か八かという賭けのような状態になっています。

それが、高級な値段であれば、購入は拒んで仕方がないと思います。この照明がたくさん並んだ状態は、そういうギャラリーとしての提供であれば楽しめますが、こちらとしては、購入をする立場で訪れているので、購入しやすいようにセットして欲しいという思いがあります。

その照明のために、その照明が存分に感じることができる空間を用意して欲しいというのが望みです。空間を用意してもらって、照明だけ配置が自由にできるとか、そういった工夫ならば、そんなに難しくないのではないかと個人的には思います。

あとは、全部の照明を点けていなくていいのではないか?と思っています。

むしろ、真っ暗にしておいて、試したい照明があれば、お客さまが点けるというシステムの方が、今よりはまだ明るさが分かると思います。

 

IKEAのサイトでは、ショールームのほかに、アイディアというコーナーもありまして、そこでも、照明が登場するものもありますので、よかったら見てみて下さい。

 

<参考文献・サイト>

「光の家具」照明

IKEAのホームページ(https://www.ikea.com/jp/ja/#

 

<関連記事>

生活感のないモデルハウスに住みたい日本人

商品を買うという投資

居住空間をインテリア化する意図とは

 

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