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家にお気に入りの場所はありますか?

「光の家具」照明』では、写真家の戸田嘉明(よしあき)さんと、照明についての対談をしています。その中で、戸田さんの感覚ではあるのですが、個人的に参考になった意見があったので、ご紹介します。

“安らぎって年齢によって変わっていくから、それがまだよくわからない。ただ、最近ようやくわかってきたことは、家に帰ってきて最初に電気を点けたとき、自分が好きなコーナーを最初に照らすようにしておくと安らぐ。例えば、好きな絵でもいいしテーブルでもいいけど、そこに最初に光がポッと点くと、ホッとしますね。その光はあくまでも柔らかい光がいい。p.81(北欧の明かりの話)”

この話は、まずは、家の中でお気に入りの場所があるかどうかになります。

そう考えると、私はない!と答えるしかありません。自分でいちから計画して、つくっている空間がないので、それはこれから時間をかけてつくっていく予定ですが、家にお気に入りの場所があるとか、ないとか、そんなことを考えたことはありますでしょうか。

人それぞれ、求めているモノが違うということを、痛感させられます。人というのは、0歳から、100歳まで、みんな違うと思います。重なる部分があると思うので、それが商品として作り出せるのだと思いますが、ちょっと違うとか、とりあえず、これでという感覚で商品を購入したり、日常を過ごしていると、それが当たり前になって、もう考えることも面倒という感覚になる。仕事で疲れているのに、こんなことを細かく考えていられない。だから、予算内でなんとなく皆んなと同じであればいいというようなことが、それが日常になっているのではないかと感じることがあります。

私の言いたいことは、ご自身にしかない感覚、直感を大事にして、それを満たすモノを追求することが重要なのではないかと思います。

どの照明にしても、自分らしさがなければ、組み合わせるなどして、求めている明かりを知ることが、芸術ではないかと思います。別にそんなことして、なにになるのか?と思われるかもしれません。ですが、照明ひとつ、ご自身が選んだもの、組み合わせ、配置、それは、ご自身を表現しています。それを、ご自身で見たときに、これが自分が求めているモノだったと認知することができます。それは、お金では買うことができない、満足感、充実感、幸福感に満たされ、自分を表現することにより、自分を見失うことなく、その空間にくれば、自分を取り戻すことができると思っています。

人は、さまざまなモノに触れることによって、価値観が変わり、視点が変わり、イノベーションが起きます。そうなると、自分が変わっていくので、自分を表現するモノも変わっていきます。

そうなれば、部屋も、照明も変わっていきます。それでいいと思いますし、そうあるべきであると個人的には思います。それを、怖がらないで欲しいと思います。

結局のところ、私が言いたいことは、自分を表現することによって満たされ、精神が落ち着いていくということに繋がると思っています。

精神が落ち着くということは、何かを選択し、判断する際に、正常にできるようになるため、魔が差すという事態が起きにくくなります。後悔する選択がなくなるというのも、幸せなことに繋がるので、そう考えると、良いことしか起きません。

ご自身の身の回りのことに(ここでは照明ですが、)関心を持つことで、世界が変わっていくのならば、簡単なことだと思いませんか。

 

<参考文献>

「光の家具」照明

 

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