無印良品が選ばれる理由

日本人ならば、誰でも一度は「無印良品」を利用したことがあるのではないかと思います。だいぶ前からですが、ファミリーマートにも、いくらかの商品が並んでいるので、より購入できる機会が増えていると思います。

この無印良品は、安いわけではありませんが、人気があります。それで業績を伸ばしているのですから、どうしてなのかと考えたことはありませんでしょうか。
その答えのヒントが、『売らず売る技術』に載っていたので、ご紹介します。
“無印良品はファッション品だけに注目すれば確かに「下」の価格帯の商品ばかりですが、家具や雑貨といったライフスタイル商品、さらに食品は、無印良品が安さだけではなく、ブランドならではの世界観を明確に打ち出すことでコモディティ化を回避してきたブランドだからです。”
※コモディティ化とは、市場参入時には高付加価値を持っていた商品が、普及段階における後発品との競争のなかで、その機能の優位性や特異性を失い、一般消費財のように定着していくこと。(コトバンクより)
ここに行き着いたプロセスとしては、
“「消費者主義」というコンセプトを導きます。「今はこれがカッコいいぞ」と一方的に押し付けるのではなく、消費者が自由にアレンジできて、使うことができる商品。自分基準でモノを選ぶ消費者の価値観に、無理なく溶け込むことができるコンセプトです。無印良品はこうしたメッセージを商品パッケージから店舗デザイン、広告に至るまで、一貫して伝え続けています。”
無印良品が選ばれているのは、無印良品思い描いている、暮らしの形、世界観を表現し、大切にしているコンセプトを掲げ、それを商品にしている。それに対して、商品を購入する人が賛同し、結果として、商品を購入している。その人数が多いので、業績が上がっているという状況なのだと思われます。
この、無印良品の世界観というのは、なんなのか?についても、紹介されていましたので、載せます。
“「反体制」というコンセプトをブレイクダウンするとすれば、みんながアメリカ的な豊かさを追っているときに、「それはあまり賛成しないよ」と異議を唱えるという意味があった。もう一つは、ファッションがあふれている時代に、ファッション性を追求せず、そしてそのことが結果としてかっこいいのではないかというメッセージがありました。アメリカ的豊かさの追求とファッション性の追求という、この二つの大きな体制に対して、アンチだったわけです。”
※ブレイクダウンとは、上位の目標を下位に展開していくときの1つの方法。研究者やコンサルタントによって、目標の下位展開をすべてブレイクダウンと呼んでいることもあれば、営業部門における売上目標のように、職場全体の数値的な目標を各メンバーに割り振っていくような方法のみを指していることもある。(コトバンクより)
無印良品がもっている、独特の世界観が、この反体制であり、同じような洋服であったとしても、他の人とは違うということを、無印良品の商品を使うことによって、表明することができるという意味合いが強いのではないかと考えられています。
同じようでも、同じではない、そんな人間になりたいと思っている人が、日本人には多いのかもしれません、だからこそ、指示されているブランドなのではないかと、個人的な見解ではありますが、思いました。
<引用書籍>
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作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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