犯罪心理学・社会心理学・教育・文化・インテリア・ビジネス

  1. インテリア

プライバシーのあるデザインとは?

プライバシーのある空間づくりを目指して『インテリアの人間工学』に出会いました。そうしましたらば、「プライバシーのある空間」がテーマになっている箇所がありましたので、ご紹介します。

前回にプライバシーについて触れさせていただきましたが、このプライバシー の確保について、空間デザインをどうしていくべきであろうか?という話になっていきます。
“屋外のカフェが優れているのは、1人でも持ち運べる軽いいすを自分の意思で移動して、他者との接触をコントロールできる点にある。1人あるいは小集団のプライバシーを可変的につくり出せる仕掛けが、ここにはある。p.90”
屋外であろうと、屋内であろうと、椅子とテーブルが固定されていない方が、自身で空間を調整することができるので、その分、自身が他者との距離をコントロールすることができるので、プライバシーを守ることができるということになるとしています。
“動かしようのない座席配置は、他者との接触を自らが主体的にコントロールできないという点において、プライバシーがない空間ということになる。p.90”
動かしようがないということは、前回の牢獄に収容されるのと同じような感覚に近いのかもしれません。収容されていると、食べるものも選べないので、それに比べたら、全然マシであると思いますが、ここでは、いくつ自身の希望が自由に選択でき、コントロールすることができるのか?ということが、プライバシー確保につながっているということが言えると思われます。
カウンター席についての内容が述べられています。
“調査の結果から、客達がスツール2席以上の距離をおいて会話を始めることはめったにないといっている。この意味では、バーカンター席はテーブル席に比べて、隣者との接触を自らが主体的に、また選択的にコントロールできる空間であるといえる。バーカンターで隣り合う2人がひとしきり会話した後に、2人の間に沈黙の時間があったとしても、テーブルの席で向かい合っているよりも不自然さがない。”
一軒家の構造で、キッチンの近くにカウンターが設置されている場合があると思いますが、もしかしたら、夫との間で、特に話すことがないという状態であれば、正面よりも、隣同士で座る方がお互いのためかもしれません。
また、横並びで座ることよりも、角を挟んで90度で視線が交わるように座る位置関係である方が、より会話が生じやすいとされていると述べられています。この感覚は、個人的にも体験したことがあるので、なんとなく分かります。視界に入っていて、でも視線がまっすぐに交わることがないから、緊張感がなくなって、話しやすくなるのかな?と思っています。なにか科学的な根拠があるとは思いますが、見つけたらご紹介したいと思います。
ここで分かることは、同じ空間でも座る場所によって、プライバシーの守られ方が変わってくるということです。正面の向き合った状態というのが、いちばん損害される状況であるということは確かのようです。

インテリアの最近記事

  1. 階段に本棚をつくり、そこで本を楽しむ空間にしてしまう

  2. 殺風景な空間は、個性的な照明を置くだけで印象的なお部屋になる

  3. 真っ白な壁紙に背の高い植物を密集させるとミスマッチになる

  4. 心地よい職場環境の提案

  5. 窓の近くにテーブルを置く

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP